2009年に正式アナウンスされ、2010年にサブスクリプションを含むサービスを開始したクラウドゲーミングサービスのフロンティア「OnLive」ですが、2012年の大規模なレイオフの実施と全サービスの売却を経て以降も事業の低迷が続くなか、本日遂にサービスの終了が正式にアナウンスされ、天才Steve Perlman氏が生んだ様々な特許を含むIPとアセットの一部をSonyが購入したことが明らかになりました。
発表によると、“OnLive”のサービスは4月30日に終了し、最終日を以て全てのアカウントと利用者のデータが削除され、サブスクリプションの支払いが停止されるとのこと。また、OnLive経由で購入されたSteam作品の払い戻しについては対応しないほか(※ Steam上で引き続きプレイ可能)、2015年2月1日以降に購入されたOnLiveハードウェアのみ返金に対応することが判明しています。
2010年にセットトップボックスの販売と共にサービスを開始した“OnLive”は、ローンチ当初こそ潤沢な資金調達を果たし株式評価が11億ドル規模に達するなど、新しいゲーミング時代のフロンティアとして大きな注目を集めたものの、やはりレイテンシやサブスクリプション、価格的な問題から爆発的な普及には至らず、2012年には閉鎖に近い規模のレイオフが実施され、創設者であるSteve Perlman氏までスタジオを去るなか、ベンチャーキャピタル“Lauder Partners”社が新オーナーとしてサービスの運用を継続していました。
サービス終了を報告した“OnLive”は、2012年の破綻がサービス終了のイメージを市場全体に植え付けてしまったまま、この印象を払拭することが出来なかったことを挙げ、予期しなかった困難が続くなか失われていく認知度と興味が企業と技術の価値に強い影響を与えたと説明。SonyがIPと一部のアセットを購入した事実がOnLiveの革新性を改めて確認させる喜ばしい結果だと述べ、OnLiveの才能あるチームが成した取り組みを誇りに思うと共に、Sonyが提示するクラウドゲーミングの明るい未来を楽しみにしているとして5年に及んだ取り組みを締めています。
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