「The Witcher 3」の第2弾拡張パック“血塗られた美酒”は本編以上に優れた物語とカリスマ的な敵を描く、CDPRがゲラルトさん最後の旅に言及

2016年1月14日 11:52 by katakori
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「The Witcher 3: Wild Hunt」

昨年12月上旬に舞台となるワインの名産地トゥサン(Toussaint)の美しい景観を写したスクリーンショットが公開された「The Witcher 3: Wild Hunt」の大規模拡張パック“Blood and Wine”(血塗られた美酒)ですが、休暇を終えたCD Projekt Redの通常業務も再開され、来るDLCの続報が待たれるなか、新たに本作のシニアライターJakub Szamalek氏が伊Eurogamerのインタビューに応じ、原作小説とシリーズの関係や複雑なストーリーとプロットを実現した開発手法等に言及。この中で、来る大規模拡張パックの仕上がりについて触れ、“血塗られた美酒”が今年ビデオゲーム産業を席巻した本編以上の仕上がりになると強調し、記憶に残る忘れがたい戦いを描くべく、カリスマ的な敵を作り上げたと語り注目を集めています。

ビデオゲームのメディア自体がまだ若く大きなポテンシャルを秘めていると語った氏は、スタジオが今も年々その技術やオープンワールドに適したストーリーテリングの力を向上させていると語り、本編のプロットから独立した物語を描く“血塗られた美酒”は、ローンチ以降に重ねた開発者たちの経験やファンから得たフィードバックにより、本編を開発した時分よりも優れた作品に仕上がったと確信していると説明。

この例として、本編がカリスマ的な敵を描くことに失敗したと語ったJakub Szamalek氏は、“血塗られた美酒”向けに忘れがたい敵を作るために取り組み、本編よりもやや複雑なストーリーを描くと明らかにしています。

また、Jakub Szamalek氏は“血塗られた美酒”が、(少なくともしばらくの期間)ゲラルトが主人公を務める最後の物語だと明言しており、この開発が終われば次回作である”Cyberpunk 2077″の開発にフォーカスすることから、“血塗られた美酒”がゲラルトの物語に対するCDPRの結論だと強調しています。

“The Witcher 3: Wild Hunt”の本編が魅力的な敵を描くことに失敗したと言い切った今回の発言は、逆説的にCD Projekt Redの想定する基準や目標の高さが異常なレベルにあることを示していると言えますが、あれを失敗だったと語るCDPRが“血塗られた美酒”に一体どんな敵を登場させ、ゲラルトさんの壮大な旅にケリを付けるのか、9年に渡って続いた忘れがたい旅のグランドフィナーレに大きな期待が掛かるところです。

情報元:GameSpot, OnlySP

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