昨日開催された“PlayStation E3 Experience 2016”のオープニングを飾り、父となったクレイトスの姿に世界中のファンが驚きの声を上げた新生「God of War」ですが、その後最新作の開発を率いるお馴染みCory Barlog氏が“YouTube Live at E3 2016”に出演し、来る最新作の時系列やマップの構造について言及。さらにIGNが氏のインタビューを掲載し、幾つかの興味深いディテールが明らかになっています。
- 新生“God of War”は、“God of War III”のエンディングから長い年月を経た時代を描く続編で、プレイヤーはクレイトスとしてゲームの全編をプレイする。
- Cory Barlog氏は、(ギリシャ神話を描いたこれまでの物語を経て)最新作が新たに北欧神話へと移行することを明らかにしている。また、ゲームプレイはこれまでのシステムやメカニクスを全て廃棄し、ゼロから再建を進めたうえで、プロットを継続するフランチャイズの再創造を進めていると説明している。
- レベル環境はこれまでに比べてオープンではあるものの、オープンワールドゲームではないとのこと。
- Cory Barlog氏は、最新作のクレイトスに人間性とキャラクターの深みを加えると説明している。氏によると、クレイトスは“神”であることがある種の“病”で、“怒り”はその病が生む副作用のようなものだと考えており、息子がこの“病”を受け継ぐことを恐れているとのこと。氏は、これまでとは異なるアプローチについて、ハルクを例に挙げ、今回の新作がバナー博士について語るようなものだと説明。これまでのクレイトスが、常に間違った選択を重ね、その結果として様々な対価を払わねばならなかったキャラクターだったと語り、もしも物事をもっと上手く進めるために、違ったやり方を考慮する機会が与えられたとしたら彼はどうするだろうかと投げかけている。
- これに伴い、最新作においては従来の怒りの要素がストーリーにも影響している。E3ゲームプレイトレーラーの2分20秒地点には、雄ジカを弓で仕留め損ねた息子の失敗を、クレイトスが声を荒げ叱りつける際に怒りメーターが上昇するが、その後自ら声に落ち着きを取り戻すと共に怒りゲージが下がり、息子が謝ることで怒りが収まるといった興味深い展開が確認できる。
- プレイヤーはクレイトスを直接操作するが、唯一息子を行動させるボタンが1つ用意されている。ボタンを押した場合、息子が状況(戦闘中もしくは移動時、探索中、パズルなど)に合わせて適切な行動を取るコンテクスチュアルなシステムを導入している。
- また、ゲームのプレイを通じて、クレイトスと息子の両方が成長し進化を遂げるとのこと。これは、クレイトスが息子に何かを教えることに関係している。E3のゲームプレイ映像において、クレイトスが乗り気でない息子に教えた“弓を用いた狩り”はその一例で、この後息子は戦闘において弓を用いた支援を習得する。
- 新生“God of War”には、ロードスクリーンや(視点が変わる)シネマティクス、暗転など、ゲームを中断させる要素が存在せず、全編が途切れのない単一のショットで描かれるとのこと。
- E3会場では、ゲームプレイトレーラーに収録されていない拡張デモが上演され、オープンな環境でクラフト用の素材やアーマーの部品、像といったLoot品を収集する探索要素とRPG的なシステムの導入が確認された。
- Cory Barlog氏は、最新作が神となる方法を息子に教授するクレイトスと、再び人間となる方法をクレイトスに教える息子にまつわる、父と息子の旅を描く作品であることを明らかにしている。
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