2013年の“Baldur’s Gate”リマスターを皮切りに、“Baldur’s Gate II”と“Icewind Dale”、“Planescape: Torment”のEnhanced EditionとBGEEのオリジナル拡張を発売したBeamdogですが、Infinity Engine作品として唯一残る“Icewind Dale II”のリマスターに期待が掛かるなか、新たにBeamdogを率いるお馴染みTrent Oster氏がTwitterやKotakuのインタビュー、公式サイトを通じて「Icewind Dale II Enhanced Edition」の実現が困難な状況にある背景に言及。なんと“Icewind Dale II”のオリジナルソースコードが失われて久しい状況にあることが明らかになりました。
これまで、経営的もしくはビジネス的な判断から見送られていると思われていた“Icewind Dale II Enhanced Edition”(以下、IWD2EE)ですが、Trent Oster氏によると、BeamdogはIWD2EEの開発を望んでいるものの、AtariからWizards of the Coastへと渡されたデータを含むあらゆるデータを調査してもリリース前のソースコードすら発見できず、IWD2の開発者が多数在籍するObsidianの友人に連絡を取ったものの、こちらも見つからず。Trent Oster氏は、オリジナルのソースコードが入手できない限り、プロジェクトが前進することはないと明らかにしています。
なお、BG1からPlanescape: Tormentまで、前述した各Infinity Engine作品のソースコードは、かつてTrent Oster氏が在籍していたBioWareに残されていたもので、Trent Oster氏が自ら大量のハードドライブやバックアップの中から掘り起こしたものだったとのこと。
(改造版のInfinity Engineを使用する)“Icewind Dale II Enhanced Edition”実現の可能性に言及した氏は、既存のゲームデータ(※ オリジナル“Icewind Dale II”そのものはGOGで購入可能)のリバースエンジニアも考慮したものの、費用が掛かりすぎるだけでなく、コンパイル済みのゲームからソースコードを再建する方法はないと強調しています。
現段階で実現が非常に困難な状況となっている“Icewind Dale II Enhanced Edition”ですが、Trent Oster氏は個人的にソースコードを所有するファンや開発者がいないか呼びかけており、いずれどこか思いもよらない場所からオリジナルのソースコードが発見されるか、今度の動向に期待したいところです。
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