Starboundの開発を手掛け、Stardew ValleyやRisk of Rainのパブリッシャーとしても知られる“Chucklefish”が開発を進めている名称未発表の「魔法学園RPGシム」ですが、お馴染み“Stardew Valley”や“牧場物語”、“ハリー・ポッター”シリーズにインスパイアされた注目作の動向に注目が集まるなか、同スタジオのCEO Finn “Tiy” Brice氏がPC Gamerのインタビューに応じ、本作の戦闘スタイルや開発体制、登場キャラクター、プロットに対するアプローチなど、興味深い最新情報が明らかになりました。
- 現在、Chucklefish内部では新作を仮に(Starboundならぬ)“Spellbound”と呼んでいる。“魔法学園RPGシム”は、計3年から4年の取り組みを視野に入れたChucklefishの新しい長期プロジェクトで、開発はまだ初期段階にあるとのこと。
- “魔法学園RPGシム”と平行して開発が進められているカジュアルなストラテジーRPG“Wargroove”は、比較的小規模なプロジェクトで、こちらは6~7人程度の開発者が来年初めの発売に向けて開発を進めている。一方で、“魔法学園RPGシム”については、既に9~10人程度のスタッフが開発に取り組んでいるとのこと。
- “魔法学園RPGシム”は、“Stardew Valley”と“牧場物語”に大きくインスパイアされた作品で、Finn Brice氏は“Stardew Valley”のリリースから得た最も大きな学びとして、魅力的なゲーム世界を持つこと自体に固有の価値が存在することだったと説明。ゲームプレイやメカニクス、その他多くの要素について論じ始める前に、ゲーム世界そのものに愛情を注ぐことが重要だと強調している。
- “魔法学園RPGシム”のゲームプレイはそれぞれに異なる様々な要素から構成され、各要素が1つのゲームに近い。また、現段階における戦闘システムは2D時代の“ゼルダの伝説”シリーズに近いとのこと。
- 既にゲーム世界の全体的な構造が出来上がっており、幾つかのエリアが移動・探索可能な状態にある。
- また、キャラクターの全リストも出来上がり、全キャラクターの非常にディープな人格設定が完了しているとのこと。
- “魔法学園RPGシム”のゲーム世界には、全体に関わるストーリー的なアークやLoreが存在するが、これを描くための作品ではなく、所謂ハイファンタジーのような劇的な物語が描かれるわけではない。Finn Brice氏は“魔法学園RPGシム”があくまでStardew Valleyや牧場物語の血脈にあることを強調している。
- “魔法学園RPGシム”には、日付システムが導入され、理想的なロマンスよりもやや現実的で、学校行事に伴って進むイベントとこれに対する失敗など、実際の学園生活に似たリスクのある生活が描かれるとのこと。このアプローチについて、本作のアーティスト兼デザイナーJay Baylis女史は、ある種の現実逃避として本作を手にとったプレイヤーが、かつて学校で過ごしたやっかいな10代をもう一度体験しているようだと感じられるよう取り組んでいると説明。
- Jay Baylis女史は、こういった背景から本作がいわゆるヤングアダルト文学に近いテイストの作品であることを挙げ、ゲームから理想化された英雄的行動を廃し、厄介なティーン達が通う学校で気まずく過ごすティーンの1人がプレイヤーであることをアピール。このアプローチはハリー・ポッターに近く、アートスタイルから連想されるアニメ“リトルウィッチアカデミア”の影響はほとんどないと明言している。
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