20年以上に渡って数々の傑作アクションを作り続けた「Housemarque」がアーケードジャンルから撤退

2017年11月1日 23:39 by okome
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「Housemarque」

今年、ど派手なプラットフォーマー弾幕アクション“Matterfall”とクラシックアーケードのカリスマEugene Jarvis氏を迎えたスタジオの集大成的な作品とも言える“Nex Machina”をリリースし、何れも非常に高い評価を獲得したお馴染み「Housemarque」ですが、本日スタジオのCEO Ilari Kuittinen氏が公式サイトを通じて声明を発表。Bloodhouse時代の初代“Stardust”に始まり、“Dead Nation”や“Resogun”、“Alienation”など、24年に渡ってアーケードアクションを専門的に手掛けてきたHousemarqueが、なんとアーケードジャンルから撤退することが明らかになりました。

一時代の終焉と題した声明を発表したIlari Kuittinen氏は、Housemarque作品が(夢のプロジェクトでもあった)“Nex Machina”を頂点に高い評価を獲得し、批評的な成功と多数の賞を得たにもかかわらず、近年の作品が著しく売れていない現状を吐露。一部の作品は多彩なデジタル販売チャンネルを通じて無料タイトルとしてプレイヤーに届いてはいるものの、実際の購入者は少なく、これに反して開発費が高騰していると説明しています。

Ilari Kuittinen氏は、こういった状況を鑑み“Housemarque”が新しいジャンルへと移る時が来たと語り、ビデオゲーム産業が強健なコミュニティやマルチプレイヤー経験にシフトしている傾向を挙げ、今こそ“Housemarque”が産業と共に前進する時だと説明。Nex MachinaとMatterfallがHousemarqueにとって最後のアーケード作品になるだろうと伝えています。

一方で“Housemarque”は既に次回作のプロジェクトに着手しており、スタジオの新しい時代を切り開く第1弾ゲームの発表を今から楽しみにしているとのこと。

アーケードジャンルをリードする代表的なデベロッパの1つである“Housemarque”のアーケード撤退は、非常にショッキングな出来事だと言えますが、Ilari Kuittinen氏はスタジオがこれまでと同じく高品質なゲームプレイそのものを優先し続けると説明しており、“Housemarque”が一体どんなジャンルに進出するのか、今後の動向に大きな注目が集まるところです。

参考:Eugene Jarvis氏を迎えた集大成的な傑作“Nex Machina”のローンチトレーラー
参考:8月中旬に国内ローンチを果たした“Matterfall”の解説映像

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