昨日、“Motiga”の閉鎖(※ その後、公式に大規模レイオフが発表)に関する話題をご紹介した際に、Perfect Worldの再編が“Motiga”に留まらないと語った同スタジオのCEO Chris Chung氏の発言をご紹介しましたが、今朝方“Motiga”と同じPerfect Worldの子会社であるお馴染み「Runic Games」がスタジオの閉鎖を正式に発表。ビデオゲーム業界の荒波に翻弄され続けた9年の歴史に幕を閉じたことが明らかになりました。
スタジオの閉鎖は、かつてスタジオを設立したTravis Baldree氏とBIG4の1人Erich Schaefer氏の後任としてスタジオヘッドを務めていたMarsh Lefler氏が発表したもので、氏は3つの作品(TorchlightとTorchlight II、Hob)を作り上げた9年間に、チームのメンバー達が結婚し、子供も生まれ、チームが家族そのものになったと振り返り、今日スタジオが最後の日を迎えたことを申し訳なく思うと説明。現在は、Runicの開発者達が我が家と呼べる新しい場所を見つけるための支援に注力していると語り、才能溢れる人材を探している場合は連絡が欲しいと伝えています。
Marsh Lefler氏によると、Runicの閉鎖後も“Torchlight”シリーズのマルチプレイヤーサービスが継続されるほか、今後シリーズに関する幾つかのニュースが報じられるとのこと。
なお、Perfect WorldもRunicの閉鎖を報告しており、今後もRunicのタイトル販売を継続すると明言しています。
“Runic Games”は、元々Blizzard Northの中心人物だった(BIG4として知られる)ビル・ローパーとDavid Brevik氏、Max Schaefer氏、Erich Schaefer氏が設立した“Flagship Studios”の未発表タイトル“Mythos”(後のTorchlight)を手掛けていたチームが前身となったスタジオで、Hellgateを巡るナムコとHanbitSoftのビジネス的なトラブルとFlagship Studiosの閉鎖を機に独立を図り、2008年8月に誕生しました。
その後、2009年にローンチを果たした“Torchlight”が大ヒットを記録し、2010年にはPerfect Worldが840万ドル規模(およそ9億6,000万円)でスタジオを買収したものの、高い評価を獲得した続編“Torchlight II”は“Diablo III”の発売と重なったことでセールスが振るわず、Diablo IIIに対する敗北を宣言。スタジオを設立したTravis Baldree氏とErich Schaefer氏の退社と再編を経て、ハック&スラッシュの開発を凍結し、スタジオの新しい1歩を踏み出す新作として、今年9月下旬にアクションアドベンチャー“Hob”をローンチしたばかりでした。
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