doope!

昨年12月中旬に当時社長を務めていたジョン・スキッパー氏が薬物依存の治療を理由に辞任し、後任が決まっていなかったスポーツ専門チャンネル“ESPN”ですが、本日ディズニーが新たな人事を発表し、かつてDisney Interactiveでビデオゲーム部門を率いたJimmy Pitaro氏がジョン・スキッパー氏の後任として“ESPN”の新社長に就任したことが明らかになりました。

2015年6月以降はディズニーのコンシューマー製品とインタラクティブメディア部門を率いていたJimmy Pitaro氏ですが、今のところ同部門の後任は決定していないとのこと。

発表を行ったディズニーのCEOロバート・A・アイガー氏は、Jimmy Pitaro氏が適切な戦略ビジョンを持つ才能に満ちた指導者であり、技術やスポーツ、メディアを横断してキャリアを重ねた氏の幅広い経験と展望がESPNの将来にとって非常に重要だと強調しています。

なお、2013年後半から2015年6月に掛けてJimmy Pitaro氏が率いたDisney Interactiveは、“Disney Infinity”を一時は5億ドル規模のフランチャイズにまで成長させたものの、その後開発/生産コストの高騰とトイ連携ゲーム市場の停滞に伴い、2016年5月に（内部スタジオの閉鎖を含む）コンソールゲームのパブリッシング事業から完全に撤退し、好調なライセンスビジネスに注力することが報じられていました。