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昨年末に次回作の始動をご紹介したSlightly Mad Studiosの人気レーシングシム「Project CARS」シリーズですが、ファンをあっと驚かせるような計画が控えていると報じられた最新作の動向に注目が集まるなか、新たにスタジオのCEO Ian Bell氏が最新作の進捗と方向性に言及し、幾つかの興味深いディテールを明らかにしました。

これは、Ian Bell氏がGTPlanetフォーラムに投稿したもので、「Project CARS 3」がまだ最初期のプリプロ段階にあると語った氏は、（前作“pCARS2”が余りに巨大過ぎたことで、バランス調整やバグの問題が長引いた経緯に対して）より焦点を絞った、より楽しい作品になると説明。さらに、来る最新作が同スタジオの出世作でもある“Shift”（Need for Speed: ShiftとShift 2: Unleashed）の精神的な後継作品になると語った氏は、“Project CARS”シリーズの長所であるサンドボックスやシミュレーション性、コンテンツの規模を縮小する意図はないと前置きした上で、従来の“Project CARS”により構造化された楽しいゲーム要素を組み合わせると伝えています。

余談ながら、直近のSlightly Mad Studiosについては、ハリウッドの超大作フランチャイズに絡むライセンス作品に取り組んでいることが知られており、これが映画“ワイルド・スピード”（Fast & Furious）のビデオゲーム化ではないかと話題になったほか、今年8月にはMotorStormシリーズやOnrushの開発を率いたPaul Rustchynsky氏がSlightly Mad入りを果たし、新プロジェクトの動向に注目が集まる状況となっていました。