昨年末の経営破綻と再建を視野に入れた倒産手続きの開始を経て、期待作“System Shock 3”や新作4xストラテジー“10 Crowns”の販売権売却を通じてキャッシュフローの改善を進めている「Starbreeze」ですが、Skybound側の一方的な契約打ち切りによる“OVERKILL’s The Walking Dead”の販売開発終了を含め、なかなか状況が好転しないスタジオの動向に注目が集まるなか、お馴染み「Rockstar Games」がプレスリリースを発行。2015年12月に“Starbreeze”が1,000万ドルで買収したインドの著名なアートプロダクション「Dhruva Interactive」を、Rockstar Gamesが790万ドルで買収したことが明らかになりました。
Rockstar Gamesが91.82%の株式を取得する買収は、今後数週間で終了する予定で、クライアント向けの現行プロジェクトを継続するほか、今後はRockstar Indiaの一部として、Rockstar Gamesの開発を支援するとのこと。
“Dhruva Interactive”は、インド南部の都市バンガロールと北部の都市デヘラードゥーンに計3つのスタジオを持つ320人規模のプロダクションで、Forzaシリーズの車両作成をはじめ、Halo 5: GuardiansやDays Gone、Sea of Thieves、Quantum BreakといったAAAタイトル開発に参加したほか、長年に渡ってPayday 2のアートアセットを手掛けていたことが知られており、Starbreeze傘下となった後も自社ブランドを維持しつつ、グローバルな委託業務を継続していました。
今回の買収に伴い、790万ドル相当の調達を果たす“Starbreeze”ですが、最新の四半期報告において、倒産手続きを経て辞職した前CEOの後任となるCEO代行Mikael Nermark氏がスタジオの経営状況に言及し、現在の資金状況が改善されなければ、今後12ヶ月以上スタジオを運営することが困難だと説明しており、“System Shock 3”販売権の売却によって生じる約700万ドルの回収時期が未だ決定していない旨が報じられています。
現在も期待作“Psychonauts 2”のパブリッシング権を維持している“Starbreeze”ですが、“Dhruva Interactive”の売却が困難な状況を好転させるか、スタジオの今後に改めて注目が集まるところです。
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