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今年5月に累計1億2,000万プレイヤー突破が報じられたNdemic Creationsの人気伝染病シム「Plague Inc: Evolved」ですが、週末にNdemicが最新のアップデートを配信し、ウイルスではなく“フェイクニュース”の世界的な拡散を扱う新シナリオを実装したことが明らかになりました。

新たに実装されたPlague Inc: Evolvedの“フェイクニュース”は、陰謀や選挙戦、世界情勢等に関する独自の嘘やデマを作成し、文字通り病原菌のように世界中へ拡散させるシナリオで、開発にあたってイギリスのファクトチェック団体“Full Fact”とアメリカの“Politifact”を含む専門組織の協力を得たとのこと。

また、“Plague Inc.”を生んだJames Vaughan氏は、誤報の拡散が致死的なウイルスのパンデミックに匹敵する社会の脅威だと語り、このシナリオが民主主義の信頼を損なうことや健康被害にまつわる本当の脅威を理解するために役立つだろうと説明しています。

今や公的機関の発表や一国のリーダーが語る発言でさえ信用できない、事実の検証が極めて困難なポスト真実の時代となってしまった現代社会ですが、世論の形成に大きな影を落とすフェイクニュースの伝播に興味がある方は、自らでっちあげた嘘とデマで世界を騙してみてはいかがでしょうか。