昨年1月にアマンダ・リプリーが主人公となるモバイル向けの新作“Alien: Blackout”をリリースし、高い評価を獲得したフィンランドのインディデベロッパ「Rival Games」ですが、新たにスタジオのCEO Jukka Laakso氏が公式Blogで声明を発表し、2013年の設立以来、7年に渡って運営したスタジオを近く閉鎖することが明らかになりました。
“Rival Games”は、前述の“Alien: Blackout”をはじめ、ウォーキング・デッドの父ロバート・カークマン氏の同名コミックをビデオゲーム化した“Thief of Thieves”、Telltale作品にインスパイアされたノワールアドベンチャー“The Detail”といったタイトルで知られています。
Jukka Laakso氏の報告によると、今回の閉鎖はユニバーサル・スタジオの下で開発を進めていた未発表新作「The Greenhouse Effect」の計画がキャンセルとなったことに起因するもので、およそ1年前にユニバーサルが実施した事業戦略の再編に伴う計画の中止後は、ユニバーサルの協力を得ながら新たなパブリッシャーを探していたものの、そもそも他社に売り込みを行う準備をしていなかったことから、パブリッシャー探しは難航。チームの大半を対象とした一時的なレイオフや新たなプロトタイプ開発を以てパブリッシャー向けの提案と新規の資金調達に注力したものの、これも功を奏さず、ここに来て新型コロナウイルスの影響で遂にスタジオの運営が立ち行かなくなったとのこと。
Jukka Laakso氏は新型コロナウイルスの影響による経済的な混乱をスタジオ閉鎖の一因として挙げているものの、パンデミックそのものはケーキに乗った飾りのようなものであり、決して非難すべきではないと語り、“降れば土砂降り”(※ When It Rains It Pours、悪い出来事は重なるという意味)ということわざにはある種の真実が含まれていると伝えています。
なお、Rival Gamesが取り組んでいた未発表の新作「The Greenhouse Effect」は、ストーリー重視の三人称シューターで、異常気象によって日常生活が困難となった世界の物語を描くPCとコンソール向けのSci-Fiタイトルだったとのこと。
また、“Thief of Thieves: Season One”と“Alien: Blackout”の販売は今後も継続されるものの、スタジオのデビュー作である“The Detail”については、近くSteamとApp Storeでの取り扱いが終了する予定となっています。
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