2018年頃から、Dambuster Studiosを擁するDeep SilverがIPの復活に向けて様々な布石を打っていた“TimeSplitters”シリーズですが、本日Deep Silverが遂にシリーズの開発元で2008年に閉鎖された「Free Radical Design」の再建を発表。オリジナルの創業メンバーとクリエイターが率いる新生“Free Radical Design”の下で、遂に“TimeSplitters”シリーズ最新作の計画を始動することが明らかになりました。
今のところ、(オリジナル“Free Radical Design”の後継の後継にあたり、同じくDeep Silver傘下である)Dambuster Studiosとの関係は不明ですが、新生“Free Radical Design”には、シリーズの共同クリエイターで旧Free Radical Designの共同創設者でもあるSteve Ellis氏とDavid Doak氏が在籍しており、“TimeSplitters”シリーズ最新作の開発に向けて開発チームの構築に当たることが判明しています。
また、新生“Free Radical Design”は旧スタジオやDambusterと同じくノッティンガムに拠点を置くとのこと。
Deep Silverによる“TimeSplitters”シリーズ復活の動きについては、2018年8月にDeep Silverの親会社である現Embracer Group(旧THQ Nordic)がKoch Media経由で“Timesplitters”トリロジーと“Second Sight”のIPを獲得したほか、2019年8月にはEmbracer Groupが新スタジオを率いるベテランSteve Ellis氏を雇用したことから、水面下で復活に向けた動きが進められているのではないかと注目を集めていました。
Welcome to Deep Silver Free Radical Design! https://t.co/BUafSuWoCL
— Volition (@DSVolition) May 20, 2021
PS2向けのタイトルとして2000年に発売された初代“TimeSplitters”は、かつてRareでGoldenEye 007やPerfect Darkを生んだスタッフ達が開発を手掛けたFree Radical Designのデビュー作で、タイムトラベルを扱うカジュアルなストーリーやアーケード色の強いシューター、多くのポップカルチャーを題材にしたパロディとユーモアが人気を博し、2本の続編と併せて一世を風靡したことで知られていました。
余談ながら、TimeSplittersシリーズを生んだ“Free Radical Design”は、2008年にUbisoftが発売したHazeの販売が振るわず経営破綻し、Crytekによる2009年2月の買収を経て、名称を”Crytek UK”に変更。その後、2014年7月末にCrytek UKが閉鎖となったものの、HomefrontのIPを購入したKoch MediaとDeep Silverの下で、Dambuster Studiosとして再建を果たし、シリーズ最新作“Homefront: The Revolution”をリリース。2018年2月には当時のTHQ Nordic(現Embracer Group)がDeep Silverレーベルを含むKoch Mediaを買収したことで、Embracer傘下となっていました。
さらなる余談として、今年4月には“Homefront: The Revolution”のゲーム内にプレイアブルな“TimeSplitters 2”の未発表レベルが多数実装されていたことが判明し、こちらも大きな話題となっていました。
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