“TGA 2020”にてお披露目され、ヴィン・ディーゼルの起用と製作総指揮就任が報じられ大きな話題となったオープンワールド恐竜サバイバルサンドボックスの続編「ARK II」ですが、先ほど放送がスタートした今年のXbox/Bethesda合同ゲームショーケースにて、本作の新トレーラーがお披露目され、PCとXbox Series X|S向けに2023年内の発売を予定していることが明らかになりました。
サバイバル ゲームの未来は『Ark 2』から始まる
Jesse と Jeremy、そして Studio Wildcard チームが 2015 年に『Ark: Survival Evolved』をリリースしたとき、それが最終的にどれほどの規模の作品になるのか想像もできませんでした。第 1 作を送り出してから 7 年が経過した今、私たちは複数のゲーム タイトルやテレビシリーズにまたがって本作の永劫ともいえる物語を紡ぎだしたり、シリーズの重要な登場人物であるサンティアゴを Vin Diesel が演じたりと、我々の想像をはるかに超えた展開になっているのです。そして、Ragnarok や Flyer Nerf を含めた酸いも甘いも受け止め、共に歩み続けてくれている Ark ユニバースの素晴らしいプレイヤーたちのために、今回、私たちはかつてないほど大きなキャンバスに再び「Ark」の世界を描き出すことにしました。それが今回紹介する『Ark 2』です。原始的なサバイバル体験のために作られた過去最大級のキャンバスである『Ark 2』は、プレイヤーの皆さんがそれぞれのサバイバル ストーリーを送るための次世代のフレームワークとなります。
『Ark 2』のメイン ストーリーは Auli’i Cravalho の演じる娘「ミーカ」とその父親の物語であり、裏切りや守られなかった約束、そして家族間の断ち切ることのできない絆といったテーマを恐竜たちの住まう雄大な世界の中で描いています。サバイバーとなったプレイヤーは、このメイン ストーリーを追いかけるもよし、息の長いサバイバル ゲーム (第一作のことですよ) と同じように部族を束ね、友人を作り、文明を築きながら、ゲームを通じてそれぞれ独自の道を歩むことも可能です。
また、『Ark 2』ではゲームの物語や世界観を前作以上にきめ細かく設定するだけでなく、その他のあらゆる面もレタッチして、「Ark」らしい作品とすることを目指しています。
レタッチされた中でも特に重要なのがキャラクターの動作の刷新で、ゲーム プレイが第三者視点に固定された『Ark 2』ではプレイヤー キャラと恐竜両方の動きがいちから再設計されました。『アサシン クリード』シリーズの自動的に発動するパルクールや『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」のクライミング アクションなどのゲーム システムから着想を得て、プレイヤーキャラクターがよりリアルかつ自由な方法で山や岩などをよじ登ることができるようになりました。原始時代の戦闘に焦点を当てた『Ark 2』ではソウルライクなアクションが多く採用されており、PvP サバイバルというジャンルでは珍しく避けやブロック、弱攻撃と強攻撃、コンボなど、プレイヤーの腕前を重視した内容になっています。クリーチャーとの戦闘は、わかりやすく直感的な表現になりました。たとえば T-Rex が攻撃をしてきたとき、その動作は攻撃の対象となっているキャラクターを通過せずに強い衝撃をあたえながらぶつかり、ターゲットの肉が裂けるなどといった物理的な表現が結果として生まれます。こうした表現のおかげで、襲いかかってくる恐竜がいかに獰猛な生物であるかがプレイヤーに簡単に伝わるのです。
また、ワールド イベント システムの改良にも力を入れています。前作のような、予測しやすい形で繰り返し起こるようなものではなく、今回はあなたがどこで活動していたとしても、つねにユニークなイベントがあちこちで起こるように設計されています。これらのイベントには、水場の集まり、傷ついた生物、進化した獲物の痕跡の追跡、踏み潰し、群れ、絶滅危惧種を保護して信頼を得る、親生物の巣とその子供の発見……など、多種多様なシナリオが用意されています。ワールド イベントにどのように関わるかはプレイヤーであるあなたの手にゆだねられますが、クリアすることでユニークな報酬やチャレンジを獲得することができます。
独自のテイム (捕獲) 能力を持つ新しい敵対勢力「Aratai」の登場、新しいクリーチャー マネジメントと適切なワールド マップ システム、何百万通りもの組み合わせから装備のお好みの外観や機能を選択できるアイテム クラフト システム、多くの建築オプションや建築テンプレートの保存、共有ができる改良された建築システムなど、『Ark 2』には新たな要素や変更点があまりにも多く盛り込まれているため、ここではとても書ききれません。近い将来、『Ark 2』のゲーム プレイ映像を見ることができると思いますが、きっと気に入っていただけるでしょう。
最後に、おそらくこれが最高の新要素だろうというものを挙げておきましょう。『Ark 2』では家庭用ゲーム機プレイヤーにとって、とても画期的な新機能を追加します。Xbox 版では、mod.io の公式 MOD サポートが行われることにより、非公式なサーバーを含めてユーザーが作成した MOD を使ってプレイすることができるようになりました。つまり、PC 版『Ark 2』で作成した MOD をクラウドにアップロードして、すべてのプレイヤーに楽しんでもらうことができるのです。これにより、PC 版の第一作目である『Ark』で見られたような新しいクリーチャー、新しいゲーム タイプ、新しいマップ、新しい武器とアイテム、メカニックなど、ゲーム内のすべてを効果的に変更、改善、再設計することができます (MOD の作成を行うプレイヤーは設定から一人称視点のモードを復活させることも可能です)。Unreal Engine 5 のパワーをもってすれば、コンテンツ制作者のイマジネーションが唯一の制限となるでしょう。そうしたユーザーコンテンツのすべてが『Ark 2』ユーザーでプレイ可能になり、クロスプラットフォームのサーバー統合が実現すれば、このジャンルに大きな革命を起こすことになることを確信しています。
簡単に言ってしまえば『Ark 2』では、時間やリソース、そして知識を得た今、私たち全員が望んでいる「Ark」を作ることが目標です。Xbox Game Pass と PC Game Pass でリリースされ、原始の生物と伝説の英雄の織り成す新しい世界で、皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。
ちなみに、Vin Diesel は意外とXbox Series Xでプレイするのが好きで、ギガノトサウルスを操る腕前は他の追随を許さないそうですよ。
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