かつて、小説家としてデビューしたばかりのカート・ヴォネガットが生活費を賄うために制作したものの、発売には至らなかった幻のボードゲーム「GHQ」を忠実に再現し、現代に復活させるボードゲームとして、昨年8月に発売されたものの、初回生産分が即完売していた「Kurt Vonnegut’s GHQ: The Lost Board Game」ですが、新たにアメリカのオンラインブックストア“Barnes & Noble”が本作の在庫を復活させ、国内からも購入可能となっています。(※ B&Nは日本への発送に対応)
オリジナルの「GHQ」は、かつて初の長編“プレイヤー・ピアノ”が良好な評価を得た一方で、思ったように売れず、“タイタンの妖女”や“猫のゆりかご”の執筆を進めていた1956年頃のカート・ヴォネガットが生活に困窮し、収入を補うために制作したボードゲーム。8×8グリッドのチェッカーボード上で、歩兵や装甲車、砲兵、空挺部隊を指揮し、敵の拠点占領を目指す2人プレイ用の対戦ストラテジーで、現実的な諸兵科連合の運用に基づくルールを特色としています。
昨年初回生産分が発売された「Kurt Vonnegut’s GHQ: The Lost Board Game」は、ニューヨーク大学でボードゲームデザインのクラスを持つデザイナーGeoff Engelstein氏がヴォネガットの遺産管理団体の許可を得て、インディアナ大学のヴォネガット・アーカイブに残っていたオリジナルのルールと幾つかの資料を元に(僅かな修正を加え)製品化したもので、製品版に付属するコマはヴォネガット自身が残したスケッチを忠実に再現したもの。
製品版の“GHQ”には、ヴォネガット直筆のデザインノートをまとめた24ページの冊子も付属しているので、熱心なファンは早めに入手しておいてはいかがでしょうか。
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