昨年末のThe Game Awards 2024にてお披露目され、数千年後の未来を描くSci-Fiアクションアドベンチャーとなることが報じられていたNaughty Dogの完全新作「Intergalactic: The Heretic Prophet」ですが、本日Sonyがお馴染みNeil Druckmann氏と(映画“エクス・マキナ”や“シビル・ウォー アメリカ最後の日”でお馴染み)アレックス・ガーランド監督の1時間弱に及ぶ対談映像を公開し、未だ謎の多い「Intergalactic: The Heretic Prophet」に関する幾つかの興味深いディテールが明らかになっています。
「Intergalactic: The Heretic Prophet」は、数千年後の未来と宇宙を舞台に、バウンティハンターである主人公Jordan A. Mun(キャストはタティ・ガブリエル)が長らく交信が途絶えている惑星“Sempiria”から脱出を図る物語を描くことが報じられていましたが、Neil Druckmann氏によると、本作は宗教と信仰をテーマに、人の孤独や喪失感に焦点を当てるような作品になるとのこと。
また、今回の対談におけるNeil Druckmann氏の発言から、「Intergalactic: The Heretic Prophet」に関する以下のようなディテールが報じられています。
- Neil Druckmann氏は、(ジョークとして)「The Last of Us Part II」におけるあるクリエイティブな決断によって、多くのヘイトを集めたと振り返り、多くの人が作品を愛した一方で、多くの人がこれを嫌ったと発言。これに対して、アレックス・ガーランド監督が「そんなのどういでもいい!」と茶々を入れたところ、Neil Druckmann氏が全くその通りだと語り、次もそんな些末なことを気にしないものを作ろうと考えた末、宗教と信仰にまつわるゲームを作ることになったと説明している。
- “Intergalactic: The Heretic Prophet”の舞台は、1980年代から分岐した約2,000年後の未来。この世界では1980年に新たな宗教が創始され、舞台となる2,000年後へと至る架空の歴史が構築されている。
- この年表には、この宗教が最初の教祖の教えからどう変化し、堕落し、広く波及していったかがまとめられている。Naughty Dogの開発チームは何年もの歳月を掛けて、この架空の歴史を作り上げたとのこと。(※ 創始から2,000年の歴史を持つ宗教の変化というのは、まさにキリスト教を指すものと考えられる)
- 開発に当たってインスピレーションを得た作品は、歴史的な名作アドベンチャー「Monkey Island」とお馴染み「Half-Life 2」。“Half-Life 2”については、Naughty Dogが物語における過度な誘導を減らすことを明言しており、影響の一例として、“Half-Life 2”でイーライの方を見た際に彼がウィンクするような細かなディテールを挙げ、ゲームプレイ中に見逃す可能性があるものの、ふと見た際には記憶に残る瞬間を用意したいと説明している。
- また、Neil Druckmann氏はこういった世界背景を明かした上で、“孤独”に関するゲームを作りたかったと発言。Naughty Dogゲームの多くは、常に味方がいて、対話するような作品だったと振り返った氏は、世界で何が起こったのか、舞台となる惑星にいるのは誰なのか、彼らの歴史は何なのか、何も分からず混乱するような、謎に包まれた場所へとプレイヤーを迷いこませ、孤独と喪失感を感じさせたいと伝えている。
- なお、本作の舞台となる惑星“Sempiria”とは600年に渡って交信が途絶えており、足を踏み入れた人は誰1人惑星から脱出できていないことが報じられていた。主人公“Jordan”は、この星から脱出するために、ここで何が起こったのか、その謎を解明しなければならない。
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