本日も様々な話題が報じられている「ウクライナ」情勢のビデオゲーム関連情報をまとめてご紹介します。
- 現地スタジオ「Frogwares」が最新の現状を報告:「侵攻6日目、訓練も受けていないような少年達を盲目的に死へと追いやる主戦論者の軍隊が何度も戦術的な失敗を重ねた上、意図的に爆撃や民間人への発砲を命じている。こういった出来事は自由と平和の中で生きようとする我々の意思を高めるだけだ。我々の国から出て行け、あなた達はこの国の住人ではない」
- ウクライナの人気Esportsチーム「Navi」がロシアの“ESForce”を脱退:ウクライナで活動する大手Esportsチーム“Navi”(※ CS:GOの世界チャンピオンチームが所属)が声明を発表し、提携していたロシアのEsports企業“ESForce”を脱退したと報告。Naviはロシア軍が続けている住宅地及び一般市民への攻撃を非難し、何千人もの命が一方的に奪われている状況下でEsportsをやっている暇はないと語り、同社の社員やプレイヤーが現在ウクライナの防空壕で過ごしていることを明らかにしている。なお、ロシアの“ESForce”は、ロシアのトップチーム“Virtus.pro”やEsportsメディア“Cybersport.ru”、Esports複合施設“Yota Arena”を傘下に置くEsportsコングロマリットとして知られる。
- ロシアの「Ice-Pick Lodge」が声明を発表:カルトなサバイバルホラー“Pathologic”シリーズで知られ、現在は叙情的な新作アドベンチャー“Know by heart”の開発を進めているロシアのデベロッパ「Ice-Pick Lodge」が声明を発表し、現在ロシアが行っている非道な侵略行為を批判。スタジオの開発に参加していたウクライナの友人5人とファンに充てた余りにも悲痛なメッセージを公開している。詳細は以下。
- 「Hinterland Studios」がウクライナの戦争被害者を支援:極寒のカナダが舞台となる傑作サバイバル“The Long Dark”を生んだ「Hinterland Studios」がウクライナ支援を表明し、たとえ無力感にさいなまれようとも努力し、信じる心を失わず、希望を持って状況を変えなければいけないと強調。現地の戦争被害者を支援すべく、ウクライナ赤十字に12万5,000カナダドルの寄付を行った。
- 「Ubisoft」がウクライナの人総支援に総額20万ユーロを寄付:予てから現地スタジオの従業員や家族に対する支援を進めていた“Ubisoft”が新たに公式サイトを更新し、支援に向けた取り組みの進捗を報告。従業員とその家族に対する支援については、先日ご紹介した内容と同等の内容ながら、新たにウクライナで子供達を含む多くの人々が衣料品や避難所、食料等を必要としている状況を上げ、ウクライナ赤十字とSave the Childrenに人道支援を目的とした総額20万ユーロの寄付を行ったと報告している。
- 人気Twitch配信者「HasanAbi」が“ELDEN RING”プレイで15万ドル以上をウクライナに寄付:HasanAbiがCAREと提携し、“ELDEN RING”で死ぬたびに10ドルをウクライナの人道支援に寄付するチャリティ放送を実施。初日の配信で15万2,000ドルの寄付を集めた。チャリティ配信はさらに実施される予定。
- 「Thunderful」が一部タイトルの売上げを寄付:パブリッシャー「Thunderful」新たに声明を発表し、ウクライナの戦争被害者に対する支援を表明。今週7日間の“SteamWorld Heist”と“Bridge Constructor”の全収益をウクライナ赤十字に寄付するとのこと。
- 「Embracer Group」がウクライナの人道支援に100万ドルを寄付:THQ NordicやGearbox、Koch Media等を傘下に置く「Embracer Group」がウクライナの支援を表明し、人道支援を行う慈善団体に100万ドルの寄付を発表。この寄付は赤十字国際委員会とSOS Children’s Villages、ACT Allianceの3団体に分配される。また、同社のCEO Lars Wingefors氏は、今回の侵略によって影響を受けている従業員と提携先を支援するために追加で100万ドルの予算を設けると約束している。
- ビデオゲーム業界団体「TIGA」と「IGDA」が声明を発表:イギリスの業界団体“TIGA”は、ウクライナに対するビザ発行の人道的緩和を政府に要請。“IGDA”は、ロシアのウクライナ侵略を非難し、ゲーム開発コミュニティの団結と被害者の支援、ロシアの行動を非難するよう呼びかけている。
- ポーランドの「RedDeer Games」がデビュー作の売上げを寄付:RedDeer Gamesがウクライナ支援を表明し、2020年9月に発売したサイバーパンク系アーケードパズルゲーム「Cyber Protocol」の3月中の全収益を人道支援の寄付に充てると発表。寄付先を決定するために、今後プレイヤーに協力を求めると説明している。
■ 「Ice-Pick Lodge」の声明
私たちが暮らし、その歴史と文化を敬い、愛している祖国の軍隊がウクライナに対する侵略を開始しました。そこには、我々の友人や同僚達が暮らし、これまで何年にも渡って共に仕事をしてきました。
Ice-Pick Lodge Studioは常に政治と無縁でした。私たちはロシア文化に僅かな貢献を果たし、ロシアの名誉のために取り組み、この国で生まれた興味深く価値ある作品を誇らしく思えるような影響を誰かに与えることができるロシアのゲームをリリースしているという事実を大切にしてきました。
今、自らの名の下で行われている犯罪を目の当たりにしています。これは、友人に対する犯罪だけではなく、我々自身の尊厳に対する犯罪でもあるのです。沈黙は同意であり、許しがたいほどの遅れがありながらも、このメッセージを知らせる必要があると考えています。
これは、スタジオの意思を示すだけでなく、何よりもゲームの開発に参加した5人のウクライナの友人に訴えかけるものです。私たちはこの政権と政治に投票したことは一度もありません。プーチンの違法かつ残虐な行動を支持することはありません。
我々の良心と中立を信じてくれる人たちに感謝します。
気をしっかりもち、和平交渉の成功を祈りましょう。この悪夢はすぐに終わるはずです。
Nikolai Dybovsky、Airat Zakirov、Sofia Bodrova、Vitaly Aleksashin、Elena Alt、Dana Kirilenko、Nikolai Ponomarev、Maxim Kolosov
Day 6: Orders to deliberately bomb and shoot at civilians after multiple tactical failures from the warmonger's army of untrained boys being blindly sent to their deaths. It only raises our will to live free and in peace.
Get out of our country. You do not belong here.
— Frogwares (@Frogwares) March 1, 2022
— Ice-Pick Lodge (@IcePickLodge) February 28, 2022
— NAVI (@natusvincere) March 1, 2022
You can make a direct donation to @ICRC in aid of Ukraine here:https://t.co/oMx0q01G6m@SteamWorldGames / Clockstone / @11bitstudios #UKRAINE #StandWithUkriane pic.twitter.com/xRvsA50LSE
— Thunderful Games ⚡ (@Thunderfulgames) February 28, 2022
— Embracer Group (@embracergroup) February 28, 2022
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かたこり( Twitter ):洋ゲー大好きなおっさん。最新FPSから古典RPGまでそつなくこなします。
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