Wargamingのディレクター解雇や経済制裁による露Owlcat Gamesへの影響など、「ウクライナ」関連情報3月1日分まとめ

2022年3月1日 12:55 by katakori
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「ウクライナ」

ゼレンスキー大統領による欧州連合への正式な加盟申請や2回目の実施へと持ち越しになった停戦交渉など、依然として予断を許さない状況が続いているウクライナ情勢ですが、6日目を迎え大きな被害が出ている現地の状況に注目が集まるなか、本日もビデオゲーム関連の様々な動きが報じられています。

  • 現地スタジオ「Frogwares」が最新の現状を報告:侵攻5日目、ミサイル攻撃を含む市街戦にあった第2の都市ハリコフのスタッフがプレッシャーに晒されているものの、キエフはやや落ち着いた状況にあり、今日は食料が買えるとのこと。“Frogwares”は士気も良好だと伝えている。
  • ロシアの「Owlcat Games」が対ロ経済制裁の影響に直面:“Pathfinder: Kingmaker”や“Pathfinder: Wrath of the Righteous”を含む素晴らしいパスファインダーCRPGでお馴染みロシアの「Owlcat Games」が経済制裁の影響に直面している。スタジオはこの数日間の痛ましい出来事を鑑み、適切ではないとしてソーシャルメディア向けの投稿を取りやめると報告。開発は今後も継続し、1.2パッチと第1弾DLCは予定通り3月3日にリリースされる。ただし、UPSが全ての発送を停止していることから、Kickstarterの物理報酬等を含む出荷が出来ない状況が続いており、出荷の再開時期は今のところ不明。一先ず、現時点でSteamでのタイトル販売に影響はなく、収益も得られているとのこと。(※ 余談ながら、“Owlcat Games”はモスクワに本社スタジオを構えており、“Wrath of the Righteous”ではLGBTキャラクター等の描写で挑戦的な取り組みを続けていた)
  • ベラルーシで設立された「Wargaming」がクリエイティブディレクターSergey Burkatovskiy氏を解雇:先日、“World of Tanks”シリーズで知られる「Wargaming」のクリエイティブディレクターSergey Burkatovskiy氏が自身のFacebookを通じて、ロシア連邦及び(ロシアが一方的に独立国家承認を行った親ロ派地域)ドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国の作戦を支持すると発言。これについて、“Wargaming”が声明を発表し、氏の発言が個人的意見であり、スタジオの立場とは全く一致しないとして、Sergey Burkatovskiy氏を解雇したことが判明。Wargamingのキエフスタジオには、550人を超える従業員と家族が残されており、Wargamingは住宅の手配や給与の早期支払い、移動に必要な資金の提供等を通じて彼らの支援と救助に注力しているとのこと。また、Wargamingのキエフスタジオはウクライナ赤十字に100万ドル規模の寄付を行っている。(※ “Wargaming”はベラルーシで設立されたスタジオですが、現在の本社はキプロスのニコシアにあります)
  • チェコの「SCS Software」がウクライナを支援:“American Truck Simulator”や“Euro Truck Simulator”で知られるチェコの「SCS Software」が声明を発表し、かつて似た状況に置かれていた自国の歴史を振り返り、ウクライナの戦争被害者に対する支援を表明。“American Truck Simulator”や“Euro Truck Simulator”向けにウクライナテーマの“Ukrainian Paint Jobs Pack”DLCをアナウンスし、この収益を全てウクライナの人道支援に充てるとを明言した。“Ukrainian Paint Jobs Pack”は現在開発中ながら、SCSは早期リリースを実現するためにチームの再編を行ったとのこと。なお、SCSは既に2万ユーロ以上を複数の慈善団体に寄付しており、今後も経済的な支援を継続すると強調している。
  • ポーランドの「People Can Fly」がウクライナを支援:“People Can Fly”が全ての戦争と暴力に反対を表明し、ウクライナのチームメンバーを含む全ての友人を助けたいと表明。“Polish Humanitarian Action”と提携し、ポーランドに避難した人々を含む戦争被害者に物資を提供するためのチャリティを開始した。PCFはPHAに対する寄付に対し、100万ポーランドズウォティまで同額の寄付を追加し、寄付を倍額化する。
  • 「Bungie」のチャリティが12万ドルを突破:先日、Bungieが始動した新たな“Game2Give”チャリティーイベントによるウクライナ向けの寄付が12万ドルを突破した。この寄付はVoices of ChildrenとDirect Relief、IRC向けに均等に分配される。
  • 「Itch.io」がウクライナ支援の大規模チャリティバンドルを準備中:インディ販売プラットフォーム「Itch.io」がウクライナ支援を目的とするチャリティバンドル「Bundle for Ukraine」の計画を発表。3月7日を予定している発売に向けて、バンドル作品の募集が進められている。なお、“Itch.io”は2020年のBlack Lives Matter運動において、人種的正義と平等を支援するバンドル“Bundle for Racial Justice and Equality”の販売を実施し、1,700本を超える史上最大規模のバンドルで7億6,000万円規模の寄付を集めていた。
  • 「ディズニー」がロシア向けの映画公開を一時中止:ウォルト・ディズニー・カンパニーがロシアのウクライナ侵攻に伴い、ロシア向けの映画公開を全て一時的に停止すると発表。今後は状況の変化に応じてビジネス的な決定を下す一方、NGOパートナーと共に戦争被害者に対する援助や人道支援を始動している。(※ 劇場公開中止作品には、ピクサーの“私ときどきレッサーパンダ”や“バズ・ライトイヤー”、MCUの“ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス”等が含まれる)

情報元及びイメージ:PC Gamer, PC Gamer, GameSpot, GameSpot

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