今年2月にNetflixと2K、Take-Twoが長編映画化をアナウンスし、8月下旬には監督が映画“コンスタンティン”や“ハンガー・ゲーム”シリーズ、“アイ・アム・レジェンド”(2007)のフランシス・ローレンス、脚本が“アメリカン・ゴッズ”や“ブレードランナー 2049”、“ヤング・スーパーマン”、“LOGAN/ローガン”のマイケル・グリーンに決定した「BioShock」ですが、これまでに何度も頓挫してきた長編映画化の動向に注目が集まるなか、新たにフランシス・ローレンス監督が映画化の進捗に言及し、幾つかの興味深いアプローチやディテールが判明しています。
これは、フランシス・ローレンス監督がColliderのインタビューに応じ明らかにしたもので、脚本の執筆に関する進捗をはじめ、オリジナルの“BioShock”に対する分析、長編映画化に対するアプローチ、Take-TwoやKen Levine氏とのディスカッションを含む忠実さの重要性について、以下のような取り組みを報告しています。
- 映画化の進捗について:フランシス・ローレンスとマイケル・グリーンは互いに長年の友人で、共同でプロットを練り、テイクや脚本のアウトラインは概ね完成済み。現在はマイケル・グリーンが脚本の執筆を進めている。この進捗状況に伴い、映画“BioShock”がフランシス・ローレンス監督の次回作となる可能性は高い。
- オリジナルのBioShockについて:フランシス・ローレンスは“BioShock”が史上最高のゲームの一つだと考えているだけでなく、ビジュアル面でも最も独創的なゲームの一つだと強調。BioShockの魅力は極めて高いテーマ性にあり、ゲームの根底には深く考え抜かれた本物のアイデアや哲学があると伝えている。また、多くのビデオゲームに素晴らしい主人公や設定が存在する一方で、“BioShock”のようなアイデアや迫力、重厚感は見受けられないと説明。歴史映画やボディホラー、Sci-Fiを組み合わせたような独特なマッシュアップは極めてユニークで美しく、楽しいものだと伝えている。
- 映画の製作について:レーティングや作品のトーンに関する議論は常に行われているものの、まだ制作の初期段階であることから、Netflixに対する息苦しさを感じたり、特定のアプローチを迫られるようなことは起きていない。基本的にやりたいことを過不足なくやらせてもらっていて、ゲームに忠実な映画化を進めるために、Take-TwoとKen Levineとのディスカッションも行っているとのこと。
- ビデオゲーム映画に対する懸念について:ビデオゲームの長編映画化が数々の失敗を重ねてきた歴史について言及したフランシス・ローレンス監督は、過去の失敗作を振り返ると、(先ほども挙げた通り)ゲームそのものにアイデアの重みが足りない場合が見受けられると発言。例え映画が美的に優れていても、十分なアイデアに基づいて構築されていないことから、空虚な印象を与えてしまう結果になっているケースが多いようだと伝えている。一方で、“BioShock”には本物のアイデアと世界的な背景など、長編映画化に耐えうる十分な要素が既に存在していると強調している。
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