doope!

近年Portal 2やHalo、Secret World、Batman: Arkham Asylum、Splinter Cell: Convictionなど、非常に凝ったARG（代替現実ゲーム）プロモーションが目立ちますが、どうやらTreyarchが開発中のシリーズ最新作「Call of Duty 7」（仮称）も同様の展開を行っているのかもしれません。

昨日海外の情報サイトやCall of Dutyシリーズのコミュニティサイト宛てに、USBのフラッシュドライブが入った謎の郵便物が配達され、このドライブにはテキストファイルと女性の声でアルファベットと数字で読まれたMP3ファイルが含まれていました。その中からどうやら4月の第2週にCall of Duty 7の何らかの発表が行われるとの内容が予想されています。以下その経緯についての流れを記しますが、まだその真偽は明らかでは無く、ARG的に言えば完全なネタバレにもなってしまいますので、閲覧にはくれぐれもご注意下さい。

まずUSBに入っていたテキストファイルには”Cryptography;Isotope;Philanthropy;Hydrogen;Ember;Rebirth.”と書かれており、さらに音声ファイルでは「M O D ［3回チャイム音］ Z Z Z J N Q R Y D 3 F R P」とのメッセージが録音されていました。

テキストファイルからは、単語の頭文字
Cryptography;
Isotope;
Philanthropy;
Hydrogen;
Ember;
Rebirth
から”CIPHER”（暗号）の文字が発見、音声ファイルの文字列をシーザー暗号（文字をシフトさせる暗号で古代ローマ時代カエサル使ったとされる）を用い、3回のチャイム音を元に3つ文字列をスライドさせると、”W W W G K N O V A 6 COM”の文字が登場し、TVモニターが映し出され、新たな暗号を提示するwww.gknova6.comが発見されました。

サイトでは古いTV映像に核融合や爆弾のイメージ等冷戦時代を象徴するかの様なイメージが様々映し出され、（テレビのチャンネルを回すと映像が鮮明になります。）

ここではまずテレビから発せられる最初の文章がフランシス・ベーコンの文章からの引用である事が発見、今回の暗号の解読に用いられるのがベーコンの2記号暗号であると予想されました。さらに執拗に繰り返される”Nova Six”の言葉、そしてそれを繰り返しながら文字列が男性声と女性声によって喋り分けられ、そして最後に「Hell is purple.」の音声で締められています。

このHell is purple.からフランシス・ベーコンの2記号暗号の早見表サイト”PurpleHell”が発見されています。ベーコンの2記号暗号はアルファベットをAとBの文字列で表す物で、ここから男性の声を「A」、女性の声を「B」として文字列を作成、それを2記号暗号で解析した所”APRIL WEEK TWO”を表している事が明らかになりました。

これらの文字列とTV映像に扱われているモチーフ、Call of Dutyシリーズのコミュニティサイト宛てに送られたという事あたりを総合して今回のイベントは恐らくTreyarchの「Call of Duty 7」に関する物では無いかと考えられているようです。さて4月第2週と言えば今週！一体何が起こるのか、期待したい所です。なお、情報元の一つであるJoystiqは郵便物の発送元であるメリーランド州の南からBethesdaとの関連ではないかとも考えられています。