イラク戦争を扱うシューターとして2009年にアナウンスされ、政治とビデオゲームの関係を巡る大きな論争を生んだことで一度は計画そのものが頓挫したものの、2021年2月に12年ぶりの復活を果たし大きな話題となったVicturaとHighwire Gamesの新作「Six Days in Fallujah」ですが、その後発売が延期となっていたプロジェクトの動向に注目が集まるなか、新たにHighwire Gamesが本作の新トレーラーを公開。2023年6月22日にSteam Early Access版のローンチを予定していることが明らかになりました。
新生“Six Days in Fallujah”は、当初の構想通り米軍海兵隊2個連隊がファルージャに侵攻した11月9日から6日間の包囲掃討作戦“夜明け”を、現地の兵士や民間人の視点から追体験するタクティカルシューターで、開発に当たって実際にファルージャでの戦闘に参加した100人を超える海兵隊員や兵士、民間人に取材を行い、現地で起こった出来事を事実に基づきリアルに再現する取り組みが報じられていました。
余談ながら、本作のパブリッシングを担当する“Victura”は、2004年前後にオリジナルの開発を率いていたAtomic Gamesの元CEOであり、Halo発売時にBungieのVPを務めていたベテランとしても知られるPeter Tamte氏の新スタジオです。一方、新たに開発を担当するHighwire Gamesは、同じくBungieの象徴的な重鎮として活躍したお馴染みMarty O’Donnell氏とHalo/DestinyのリードデザイナーJaime Griesemer氏が設立したデベロッパで、3年以上前から新生“Six Days in Fallujah”の復活に向けて、独自の技術とメカニクスの構築に取り組んできたことが報じられていました。
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