doope!

水曜に配信された小規模な第4弾ホットフィックスに問題が生じ、Larian Studiosが適用以前の状態にロールバックさせる状況となっていたPC版「Baldur’s Gate III」ですが、その後の対応が待たれるなか、昨晩Larian Studiosが第4弾ホットフィックスの再配布を実施。想定外のクラッシュが生じ、旧第4弾ホットフィックスを適用したビルドのセーブデータが利用できないなど、クリティカルな状況が発生していた背景に加え、今後こういった問題を回避するQAパイプラインの強化を報告しました。

今回の問題は、入念なQAテストを通過した第4弾ホットフィックスのRC版をビルドした後、ホットフィックスの配布直前にバージョン番号を変更するために前述したRC版をリビルドしたことが原因となって生じたもので、QA通過後のリビルドにコンパイラの問題があったことから、例外的なクラッシュを引き起こしていたとのこと。

Larian Studiosは、そもそも希なコンパイラの問題について準備しておくべきだったと語り、今後RC版に変更を加える場合は、どんなに小さく些細なものであっても（今回もまさにバージョン番号だけの変更だった）、グローバルな社内QAチームと自動テスト、セーブゲームの互換性テスト等を含む完全かつ包括的なQAパイプラインを必ず通過させると明言。今後はこのような問題が起こらないよう取り組みを強化すると説明しています。

なお、改めて適用された第4弾ホットフィックスは、クラッシュやスタック、進行ブロック周りのさらなる改善に加え、Isobelの僅かなHP向上、その他多数の小規模な修正を特色としています。