デジタル流通におけるリージョン制限がますます厳しい物になっている昨今のPCゲーム事情ですが、久しぶりに明るいニュースが登場しました。なんと今朝から日本とオーストラリアの「Steam」にてこれまで販売が制限されてきたRockstarのタイトルが購入可能になっています。
まだSteamやRockstarから公式の声明が発表されていない事から、今回の解除に関する理由は明らかになっていませんが、オーストラリアでの18歳以上を対象とした新レーティング設立が現実的になっており、これら規制絡みの問題との関連なども含め、非常に気になる今回の販売規制解除だと言えそうです。
なお、購入可能になったタイトル一覧は以下の様になっています。
- Grand Theft Auto: San Andreas(14.99ドル)
- Max Payne(9.99ドル)
- Max Payne 2(9.99ドル)
- Grand Theft Auto: Episodes from Liberty City(29.99ドル)
- Midnight Club 2(9.99ドル)
- Bully: Scholarship Edition(14.99ドル)
- Manhunt(9.99ドル)
Manhuntについては2004年9月29日オーストラリアにおいてレーティング自体が拒絶されており、未だ18歳以上レーティング設立へ1歩手が届かない状況にあるオーストラリアで今回の販売解除がどういった扱いを受ける事となるのか、動向に注目が必要だと言えそうです。
なお、オーストラリアの新レーティング設立問題については昨年の12月6日に新レーティングがギラード内閣の承認を得て、残るは12月10日に開催される司法長官の常任委員会においてBrendan O’Connor内務大臣が司法長官達に承認を求めるのみと迫った事をお知らせしていましたが、この会合にて司法長官達が承認の判断を遅らせる決定を打ち出し、現在最終決定が先延ばしにされた状況となっています。
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