doope!

近年様々なアプローチで工夫を凝らしたタイトルが登場するFPSジャンルですが、本日新たにオーストラリアのデベロッパDefiant DevelopmentとManiatyMedia、Arenamediaが開発を進めている新作「WARCO: The News Game」が発表され、なんとTVカメラを手に戦場を駆けるジャーナリストを描いたFPSのS“シューター”を撮影を指す“シュート”に置き換えた一人称視点のタイトルであることが明らかになりました。

プレイヤーはJesse DeMarcoと言う名の女性戦場ジャーナリストとしてフラックジャケットとカメラを武器に、“レンズを通して”世界的に拡がる戦争の現場をレポートするわけですが、ゲームは現在中東とアフリカで実際に発生している争いに基づいたストーリードリブンな内容で、ミッションには主人公の行動によるシナリオの分岐が用意されており、ステージクリア後にはプレイヤーが撮影した映像がゲーム内のニュース番組で放映されるとのこと。

なお、公式サイトによるとクリア後に放送されるニュース番組はオンラインで共有可能になっており、前述した分岐によってニュース映像はそれぞれが似通った内容にならないと強調されています。

非常にチャレンジングな内容に思えるWARCO: The News Gameですが、開発資金はオーストラリアで映画や視聴覚コンテンツの支援を行っている政府機関“Screen Australia”と“Screen New South Wales”が提供しており、現在パブリッシャーを探しているとのこと。

発表に併せて公開されたプレイ映像には過酷な戦場の様子と悲惨な戦時下にぽつりと1人立ちつくす少女の姿や、クリア後に放送されるニュース映像も収められており、非常に重いテーマを扱った作品である様子が感じられる内容となっています。パブリッシャー決定の続報が楽しみなタイトルですが、現在のところ対応プラットフォームはPCとコンソールを予定しているとのこと。