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2000年前後に世界のRPGジャンルを席捲した名門「Black Isle Studios」が復活を果たすという驚きのニュースを本日ご紹介しましたが、先ほどBrian Fargo氏の退社以来2002年からInterplayのCEOを務めるHerve Caen氏のコメントが記された簡潔なプレスリリースが発行され、新生Black Isle Studiosがかつての人気IPをベースにしたAAA規模の新作RPGを開発していることが明らかになりました。

なお、新作に関する具体的な情報やスタジオに所属する開発者の詳細等に関する言及は避けられていますが、新作がPlanescape: Torment 2か、それともIcewind Dale 3なのかと質問したShacknewsに対しHerve Caen氏が応答、今はBlack Isle Studios再生のお祝いを優先するとして、具体的な続報は今後まもなく登場する予定だと答えたことが報じられています。

という事で、一先ず既存IPをベースにした新作に従事することが明らかになった新生Black Isle Studiosですが、Falloutに絡むIPは泥沼化した裁判でもお馴染みの通りBethesdaに全て売却されており、Baldur’s Gateを含むD&DベースのIPについてはこちらも激しい裁判争いが展開されたAtariとの闘争においてAtariが全権利を購入する結果（参考：2008年の裁判結果を報じたニュース、米証券取引委員会の記録）となっており、現状で可能性が高いと予想されているPlanescape: TormentやIcewind Dale（※ 何れもD&Dベース）に手を出す余地があるのか、そして新作開発に向けWizard’s of the Coastから再びD&Dライセンスを獲得するのか、様々な側面から具体的な続報の登場に注目が集まる状況となっています。