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2014年に実施されたKickstarterキャンペーンの失敗を経て、昨年9月に2度目のKickstarterキャンペーンを無事成功させたEbb Softwareの新作ホラーアドベンチャー「Scorn」ですが、年内の発売を予定していたパート1の進捗に注目が集まるなか、Ebb SoftwareがSteamページを更新し、「Scorn Part 1 of 2: Dasein」の発売を2019年に延期したことが明らかになりました。

報告によると、今回の延期は、新たな投資に伴う追加の開発資金を得て、さらなる品質向上が可能となったことに起因するもので、新たな開発期間によって（作品が2部構成となったことを除いて）妥協のない作品が実現できるとのこと。

また、Ebb Softwareは延期に伴うファンの失望に謝罪の言葉を伝えており、この決定に納得できないファンに対する払い戻しに対応する旨を伝えています。

2部構成となる“Scorn”は、H・R・ギーガーやズジスワフ・ベクシンスキーの作品をはじめ、タルコフスキーの作品世界に強くインスパイアされた一人称視点のホラーアドベンチャーで、クローネンバーグ的とも言える脈打つ臓器世界の内部で孤立したプレイヤーがオープンエンドな環境を探索する物語を描くことが報じられていました。