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かつて、Deep Silverを傘下に置くドイツとオーストリアのパブリッシャー“Koch Media”として知られ、Embracer Groupによる2018年の買収を経て、昨年8月に社名を変更した「PLAION」ですが、新たにGamesIndustryの取材から、同社がKoch Media時代に設立した3つのパブリッシングレーベル「Deep Silver」と「Prime Matter」、「Ravenscourt」を統合し、今後は「PLAION」レーベルでタイトルのパブリッシングを行うことが明らかになりました。

これは、レーベルの統合とこれに伴うレイオフの噂についてGamesIndustryの確認に応じたPLAIONの広報が明らかにしたもの。PLAIONによると、この再編はパブリッシング事業を簡素化する取り組みの一環で、レイオフは（全体でおよそ2,000人に及ぶ従業員のうち）5～6名程度に留まるとのこと。（※ PLAIONの広報は、今回の再編が昨年11月に親会社Embracer Groupが着手すると発表した全事業の見直しとは全く関係のない動きだと説明している）

また、PLAIONはこの再編が最長で12ヶ月程度を要する中期的な取り組みであることを明言しており、今後の数年間は引き続き“Deep Silver”と“Prime Matter”、“Ravenscourt”ブランドのタイトルがリリースされる可能性があるとのこと。

余談ながら、PLAIONの「Deep Silver」レーベル（2002年設立）は“Saints Row”や“Metro”、“Dead Island”といった大作で知られる一方、2015年設立の「Ravenscourt」は当初シミュレーションゲームを扱っていたものの、近年はインディーやファミリー向けタイトルへと移行。「Prime Matter」は同社の新たなプレミアムレーベルとして2021年6月にアナウンスされ、“Payday 3”や“King’s Bounty II”、“Gungrave G.O.R.E.”、“Painkiller”といった注目作を扱うほか、一部既存タイトルのコンソール版やDLCを同レーベルのコンテンツとしてリリースすることが報じられていました。