先日、かつてBioWareの中心人物の1人として数々の傑作を手掛けたベテランJames Ohlen氏が率いるWizards of the Coastの新スタジオ「Archetype Entertainment」の設立とデビュー作となる新IPの話題をご紹介しましたが、新たにBioWareの黄金期を象徴する著名なライターDrew Karpyshyn氏がなんと古巣であるWizards of the Coas入りを報告。盟友であるJames Ohlen氏の“Archetype Entertainment”に参加し、スタジオのデビュー作となるSci-Fi RPGのリードライターに就任したことが明らかになりました。
Drew Karpyshyn氏とJames Ohlen氏、Wizards of the Coasの関係は非常に深く、元々WotCのゲームデザイナーだったDrew Karpyshyn氏のデビュー作である小説“Temple Hill: Forgotten Realms: The Cities”をWizards of the Coasが出版したほか、2019年にはJames Ohlen氏がDrew Karpyshyn氏の協力を得て、Fantasy Groundsにも対応するD&D第5版のソースブック“Odyssey of the Dragonlords”を製作し高い評価を獲得していました。
Drew Karpyshyn氏は、かつてBioWareでStar Wars: Knights of the Old Republicのシニアライターを務め、その後Jade Empireの誕生やBaldur’s Gateシリーズの開発に貢献し、Mass Effectシリーズのリードライターとして活躍したベテランで、KotORやMass Effect関連の素晴らしい小説を数多く執筆した小説家としても知られています。
なお、Drew Karpyshyn氏は2012年に一度BioWareを退社したものの、その後2015年9月に復帰し、“Anthem”世界の成り立ちや初期コンセプトに携わり、2018年3月に再度BioWareを退社し話題となっていました。
今回、自身のBlogを通じてArchetype Entertainmentへの参加を報告したDrew Karpyshyn氏は、BioWareにおけるキャリアと自身の熱意、スタジオの変化について以下のように言及しています。
ビデオゲーム業界に足を踏み入れてもう20年になる。BioWareで働きはじめた頃は、全てが新鮮で刺激的だった。才能溢れる人たちが互いに協力して、Baldur’s GateやKnights of the Old Republic、Mass Effect、Dragon Ageといった壮大なゲームを作り上げる、まさに夢のような仕事だった。しかし、スタジオが成長し、多くの成功を収めるにつれ、事態は変わっていった。我々はより企業化し、自分達の好きなものを手掛けることができなくなり、チームはクリエイティブな直感や情熱ではなく、市場調査に基づくゲームを作るよう促された。夢だった仕事はただの仕事になり下がり、かつて持ちあわせていた情熱と興奮は失われてしまった。
しかし、Archetypeでかつての情熱が再び燃え上がった。スタジオの雰囲気は中空に魔法の感覚が漂う初期のBioWareを思い起こさせる。我々が取り組んでいる計画の詳細はまだ明かせないが、スタジオは早くも業界に大きな興奮をもたらしている。
未だ、多くの謎に包まれている“Archetype Entertainment”のデビュー作ですが、BioWareの黄金期を支えた2人のベテランがWizards of the Coastの下でどんな計画とSci-Fi世界の構築を進めているのか、ストーリー重視のSci-Fi RPGとされる新作の今後に改めて大きな期待が掛かるところです。
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