なんとiPhoneでCrysisが!?ゲームストリーミングサービスにAMD勢の「OTOY」が参戦

2009年9月14日 14:16 by katakori
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OTOY

OnLiveとGaikai、そしてPlaycastとこれから大きく盛り上がりそうなゲームストリーミングサービス戦争ですが、新たに「OTOY」と呼ばれるサービスが登場する事が明らかになりました。OTOYはAMDとパートナーシップを結んでおり、先日10日にアメリカのオークランドで開催されたプレスカンファレンスで同サービスの衝撃的なデモが行われました。

会場ではDirectX 11に対応した新世代GPUのEvergreenが発表され、とうとう2.5TFLOPSに達するという次世代Radeonのパワーがこれでもか!とアピールされました。これらのデモの一環として、OTOYはなんとiPhoneにCrysisをストリーミングさせて動作させるという驚愕のデモを実演。これにはAMDの6画面や24画面のマルチモニターデモなどに利用された映像の圧縮技術が利用されている模様。さらにiPhone上のクライアントプログラムはたった780kbしか無かったそうです。

MacBookのブラウザ上で動作するGTAIV

OTOYはOnLiveやGaikaiと同じくブラウザを介してストリーミングを行うサービスで、会場ではBioshockやGrand Theft Auto IV、World of Warcraft等がすでに動作しており、ロサンゼルスに設置されたサーバからストリーミングが行われていたようです。実際にデモを体験したars technicaのBen Kuchera氏によると、ラグは感じられず驚く程快適にプレイできたとの事。またサーバー側は1インスタンス毎に1GPUが割り当てられており(GPUには何が使われているか明らかになっていませんがAMD製品でしょうか)、1GPUあたり10~100ユーザーが利用可能になっているそうで、サーバ性能も相当に高い事が判ります。

非常に快適なプレイに見えます

またOTOYは1080pの60fpsでストリーミングが行われており、快適なプレイが楽しめるネットワーク帯域幅として20Mビット前後が閾値になるとされています。言い換えればこれを満たせば1080pでどんなゲームでも楽しめる事になると言う事で、実現されれば素晴らしいサービスとなりそうです。ゲームストリーミングサービスは回線品質と映像の圧縮技術、そしてサーバサイドの演算能力のどれが欠けても実現できない訳ですから、AMDとがっちり手を組んでいるOTOYは今後重要な1勢力になりそうな気配です。

情報元及びイメージ:Joystiq, TechCrunch, Ars Technica

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