前作でもかなり派手な戦闘が楽しめたBad Company、さらに驚く程の進化を果たして帰ってきた期待の続編「Battlefield: Bad Company 2」のPS3向けのベータテストが11月19日から開始されました。これに合わせ、マルチプレイのインプレッションやプレイ動画、そして新しい情報等が出てきています。
今回のベータテストでは”Arica Harbou”と呼ばれるマップがプレイ可能で、同シリーズの特徴でもある大きく変化に富んだマップを楽しむ事が出来ます。”Arica Harbou”は非常に長いマップになっているようで、攻撃側は丘陵地帯から都市部を通り、激しい戦闘の跡が見られる大きな駅施設、そして港へと前線を押し上げていく事になります。
さらに今回のテストでは戦車、ハンマー、新しい分隊、小さなヘリコプターの様なUAVなどが実装されています。操作系なども見直されており、非常にスムースなプレイが可能になっている様子、その他全体的に細かい改善が多く重ねられているようです。またマップの巨大さはこれまでに無いレベルの物になっており、かなり遠距離まで描写されるようになった事も好印象のようです。
さらに前作でも非常に素晴らしかった音の処理やクオリティですが、今回の続編でもやはり空間系の処理など素晴らしい効果音を聞く事が出来ます。さらに今回はインゲームのキャラクター達が喋る喋る。映像の強化も相まってかなりリアルな印象を受けます。
今回のベータテストで用意されているゲームモードは”ラッシュ”モードとされていますが、これは前作の”ゴールドラッシュ”に非常に似たものです。前作では金の延べ棒だった物が今回はM-COMsと呼ばれる物に変更されており、若干デフォルメ気味なカジュアルさがあった前作に比べ、かなり現代戦テイストに溢れるシリアスな雰囲気に変化しています。
クラスシステムも大きく改修され、今作では次の4クラスが用意されています。
Assault: マシンガンを使用、弾薬の分配が可能
Engineer: 小銃とSPEC OPS武器、対戦車用武器を携行
Medic: マシンガンを使用、ヘルスパックの分配、戦闘不能の仲間の復活が可能
Recon: スナイパーライフルを使用、その他にステルス用のガジェットを携行
それぞれのクラスには専用の能力が用意されており、クラス共通で利用できるオプションも組み合わせる事でキャラクターの強化が可能になっています。今回のベータでは速く走る能力や、ビークルの被ダメージに関する物など、25種類以上の能力が確認されており、ショットガンをメイン武器に変更したReconなどかなり個性的なキャラクターにカスタマイズできるようです。
さらに、キルされた時の様子がよくわかるキルカメラの追加、新しい種類のdog tagの追加(ナイフキルのタグは前作から引き続き残されているとの事)、そして本シリーズの特徴でもある建築物等の破壊表現もかなりパワーアップ、より現実に近い破壊表現が実現されゲームプレイにも大きく関係してくるようです。
上記の様な新要素や印象から、パワーアップされたFrostbiteエンジンによるベースアップが大きくプレイ感にも貢献しているようで、Battlefield: Bad Company 2が良い方向に正統進化を遂げている事が判ります。今後PS3以外のプラットフォームでのクローズドテストやベータも予定されており、さらなる調整が進めばかなり楽しめるタイトルに仕上がっていきそうですね。
さらにPC版ではすでにDirectX 11への対応も発表されており、コンソール機でここまで美しい映像が実現されている本作がPC版では一体どんな仕上がりを見せるのか非常に楽しみです。Battlefield: Bad Company 2のリリースは北米で2010年3月2日、ヨーロッパでは3月5日となっており、対応プラットフォームはPCとPS3、Xbox 360となっています。
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