先週7月7日にお知らせしたBlizzardが発表したBattle.netへの実名制導入のアナウンスですが、発表以降海外ではユーザー達による激しい反発と反対が紛糾、公式フォーラムでは5万件を超える書き込みが行われ、大荒れに荒れた大騒動となってしまいました。あげくに今回の決定が未成年へのオンラインゲームの規制が強化される韓国の所為だなどという噂まで飛び出す始末。
想像以上の反発にあったBlizzardは最終的に公式サイトにて実名制導入の取り下げを発表、これ以外の新機能は予定通り盛り込まれるとの事で、Real IDシステムの訴求に関しては今後改めて浸透させていく姿勢を見せました。フォーラム等での匿名性は今もネットのコミュニティにおける大きな問題点の1つですが、今後BlizzardがReal IDの利便性による波及を実現する事が出来るか、まずはStarCraft IIのリリースに期待といった所でしょうか。
さらに、Blizzardのジャッジで落ち着いたかと思われた実名問題に、ESRBが火に油を注ぐようなケアレスミスで参戦。今回の実名制に反対するユーザー達およそ1000人の個人情報を漏らしてしまう事態が発生してしまいました。
これはBattle.netの実名制導入に反対した1000人を超えるユーザーが報告したESRBに対する苦情メールに、ESRBがクレームの送信者全てに、この1000人近いユーザーのメールアドレスが見られる状態で一斉返信を行った物。ESRBからの返信の内容が個人情報の保護を尊重する事を明示する物だっただけに、実名制に反対するユーザー達の個人情報であるメールアドレスを公開してしまうと言う失敗はうかつな物だったと言えそうです。
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