イギリス版のOfficial Xbox Magazineの3月号にてBethesdaが開発を進めているシリーズ最新作「The Elder Scrolls V: Skyrim」の特集記事が掲載され、戦闘システムから物語まで、多岐に渡る大量の新情報が明らかになりました。
また、これまでに発売された情報誌等に掲載されたスクリーンショットも遂に登場、本作に利用されるBethesdaの新エンジン”Creation Engine”のパワーが炸裂する素晴らしい景観やキャラクターの造形、躍動感溢れるクリーチャーのモーションなどが確認出来ます。さらにOXM誌の表紙には主人公と思われるリアルなキャラクターが登場、驚く程に洗練されたタイトルとして開発が進められている事がありありと感じらるハイクオリティなイメージが揃っています。
以前、ドラゴンシャウトの解説記事でも詳細をお伝えした、Skyrimの巨大な山岳地帯”Throat of the World”山頂のHigh Hrothgarに暮らし、バトルクライ能力を持つ”Greybeard”についてTodd Howard氏が改めて言及、Greybeardが本作の主人公に対して、スター・ウォーズのヨーダやオビ=ワン・ケノービと言ったジェダイ・マスター的な役割を果たすと語りました。
さらにHoward氏は、この重要な役割を担うGreybeardとプレイヤーの出会いに言及、Greybeardが山頂から叫んだ声が風に乗り、プレイヤーの耳元に届くという常識を越えたGreybeardの力を紹介しています。攻城兵器としても利用されたという古代Nordのバトルクライ能力の一端が垣間見られる印象的なエピソードとなりそうです。
特集記事ではThe Elder Scrolls V: Skyrimに新たに登場する事となる都市”Windhelm”や、古代Nordのダンジョン”Bleak Falls Barrows”など、以下の様な新ロケーションが紹介されています。
■ 新たに判明したキーロケーション
- Solitude:賑やかな港町で、都市の北部にはBard’s College(バード達の大学)が存在、街ではノルウェーの王”オーラヴ1世”の彫像を燃やすお祭りに似た文化行事が行わている
- Windhelm:Morrowind地方へ続くルート上に存在する大都市で、Imperial Guardがここを拠点に監視、街には荘厳な宮殿が存在する
- Bleak Falls Barrows:古代Nord達のカタコンベ(地下墓所)、天井を木の根が裂き、そこから光が差しているダンジョン内部には川が流れている
- Markarth
- Dawnstar
- Winter Hold
- Whiterun
- Riften
- Falkreath
(※ リスト下部の6地域は掲載されたマップから存在が判明したロケーション)
また、本作に登場する120のダンジョンに更なる拡張が進められている事が判明、Oblivionでは1人のデザイナーが手掛けていたダンジョンのデザインを、The Elder Scrolls V: Skyrimでは8人に増員、これらのダンジョンが1つとして似たエリアにならない事が強調されています。
さらに全ての世界は開発者達の手作業による構築が進められており、前作に見られた自動生成のランドスケープが存在しないという驚きの開発事情が明らかにされています。
今作ではスキルの数が大分類化により少なくまとめられ、それぞれがPerkツリーを持つ事によりキャラクターのカスタマイズとスペシャライゼーションが行われる事となります。(※ 詳細は過去記事にて確認下さい)
今回のOXM特集ではそのPerkについて、以下の様ないくつかの具体的な効果が明らかになっています。
- 足音を低くするPerkが用意されている
- Axe(斧)のPerkでは敵に出血効果(DoT)を与える強打が可能
- Mace(メイス)Perkのアップグレードでは最終的に敵のアーマーステータスを無視してダメージを与える事が可能
また、魔法についても具体的な情報が登場、本作では床に魔法のルーンを設置し罠の様に利用可能な事が明らかになり、例として氷のルーンを敵が踏んだ場合、敵に氷の破片が浴びせかけられるなど、複数の効果が用意されている様子。さらにTelekinesis魔法が再び登場する事が明らかにされています。
さらに、今作の重要な能力となるドラゴンシャウトアビリティについても幾つかの情報が掲載、”Unrelenting Force”と名付けられたドラゴンシャウトが周辺の敵を全てノックバックさせる効果がを持ち、個々のドラゴンシャウトアビリティはそれぞれのクールダウンタイマーを有している事が明らかになっています。
(※ スキルの取得方法や概要/詳細については、以前にお伝えしたドラゴンシャウト解説記事をご確認下さい)
また、前作で不評だった成長の為に強いられていた雰囲気を損なう無意味な繰り返し作業が取り除かれた事も判明、アクロバットスキルを伸ばす為の無駄なジャンプから解放される事が明らかになりました。
特集では本作の重要な改善の1つとなるNPCのAI拡張について、具体的なクエストと敵AIを例に挙げて紹介。クエストでは以前にも紹介したクエスト所持NPCがプレイヤーやその他の事情により殺された場合、別NPCがクエストを引き継ぐという内容を改めて掲載しています。
新情報としては、敵AIの挙動を”狼”を例にして紹介が行われています。”狼”は自身の巣となる巣穴を持ち、1日の内に何度か穴から出て周辺の警戒と狩りを行い、狩りで殺した動物の周辺をうろうろとし、パトロール中にプレイヤーと遭遇すれば警戒しながらプレイヤーを追跡するなど、非常にリアルな行動が実現されているとのこと。
さらに、プレイヤーを追跡中の狼には狩りの獲物を優先する習性があり、エサとなる死体があればそちらに気を取られ、追跡を止める事などが明記されています。
シリーズのファンにも根強い人気を誇る暗殺ギルド”Dark Brotherhood”の存在について、OXM誌でTodd Howard氏が再び言及、「それはとてもポピュラーなクエストラインで、Bethesdaはこれがとても大好きです」と再登場を示唆する発言を見せています。
これまでは思いがけない経緯から深夜にこっそりと誘いに現れたDark Brotherhood達、今度はどんな登場と物語が用意されているのか、非常に楽しみです。
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