以前にDirectX 9を利用したPCとXbox 360、PS3における映像技術の改善点をお知らせした「Dragon Age II」ですが、先日公式サイトにてDirectX 10以上を利用したWindows版で改善される新技術を解説した新しい紹介記事が公開されました。
今回はDirectX 11利用時のイメージを交え、DirectX 10とDirectX 11で強化される新要素をお知らせします。以下に掲載したイメージは大きな画像にリンクしていますので、ディテールはそちらでご確認下さい。
前回でもお知らせした通り、ベースとなるライティングシステムが大幅に改善されたDragon Age IIですが、DirectX 10以上ではさらにパーティクルのエッジがスムースに描画され、DirectX 11では呪文エフェクト用のダイナミックライティングが完全に新しい物に刷新されています。
DX9/Xbox 360/PS3のライティングシステムでは、ビジュアルエフェクト辺り2から3のダイナミックライトに対応していますが、DirectX 11ではこれが数百にまでサポートが拡張され、多くの小さな明かりにより呪文の視覚的なインパクトを著しく改善しています。
さらにシーンへの影エフェクトも追加されており、DirectX 11対応ハードウェアでは前述のダイナミックライトによる影生成が行われています。これにより敵群にfireballを打ち込めば、プレイヤーは全ての敵から描かれる影を目にする事になり、特に屋内での戦闘シーンの描写が強化されます。
また、DirectX 10以上では上空の雲から出来る影の描画にも対応しており、屋外レベルに追加の影表現を加えています。
Dragon Age IIにおけるテッセレーション機能にまつわる新技術は、DirectX 11対応ハードウェアで利用可能で、本作では地形のエッジを滑らかにするために利用されます。
また、壁や床、支柱といった構造物へのディスプレイスメントマッピング対応が可能になり、環境ディテールのより微細な表現を可能にしています。(※ ディスプレイスメントマップとはノーマルマップやバンプマップによる法線変化ではなく、テクスチャ情報から実際にポリゴンを変形させる技術です)
また、最近のモダンなエンジンでは多く採用されるSSAO(スクリーンスペース・アンビエント・オクルージョン)も実装しており、これにより得られるオブジェクトのセルフシャドウ的な影(遮蔽された箇所におけるGI風な影)はDragon Age IIのライティング効果を大幅に底上げします。
BioWareが新しく実装したと記されている、あまり聞き慣れないDiffusion Depth of Fieldですが、どうやらGPUにプレ演算で用意させたデュフューズ用のブラーを利用するコストパフォーマンスの良いポストエフェクトのDoF表現である様子。
これにより広い景観のショットに説得力を持たせる外観を与えるとのこと。
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