14年の歳月を経て遂に”王”が凱旋を果たす「Duke Nukem Forever」、デュークにまつわるドラマは説明し始めるとキリがないので、興味のある方は以前にお届けした歴史紹介記事をご確認頂くとして、今回の復活にあたって縦横無尽に活躍した立役者GearboxのボスRandy Pitchford氏が、デュークの凱旋に助力する事となった興味深い経緯をCVGに語りました。
3D Realms時代に直接開発に関わった過去もあるPitchford氏はDuke Nukem Foreverが死んでいた際、「なんてこった、俺達がこの世界でDNFを救える唯一の存在じゃないか、なんとかこれを実現しなけりゃいけない」と考えていたそうで、自身が企業としてDNFにその価値があるか決定しなければいけなかったと振り返っています。
そして「それは巨大なリスクでした。しかしデュークは絶対に世界に類の無い人物であり、何よりも私自身が彼を必要としていました」と述べ、「私はデュークが居ない世界に住みたくはなかった」と語りました。
さらに、先日からお馴染みFoxニュースにて性差別的で暴力に満ちたタイトルとしてやり玉に挙げられている状況も踏まえてか、デュークは性差別者ではないと断言、彼は自己中心的で、世界の全てが彼を中心に回るが、女性は男性に比べてデュークに異なる物を提供出来ること、そしてデュークが女性を愛し、彼女達が安全で居られる様に自身を大きな危険にさらしている事がゲームの前提だと力強く語りました。
Duke Nukemタイトルが女性に対する侮辱で、男性性の促進を図るものでは無く、フランチャイズの物語があくまでデューク個人の派手な個性によるもので、それが偶然に男性的である事を強調したPitchford氏は、「デュークの女性バージョンがどんな物になるか確かめる事はとても面白い事だと思う、それは恐らくゲームになる」と発言、デュークの様な女性キャラクターが登場するタイトルのアイデアを口にしています。
当然リップサービス程度の内容だとは言えますが、生粋のDuke Nukemテイストで実現するならば非常に興味深いモチーフだとも言えます。世の軟弱な男共を蹴散らしエイリアン共を蹂躙し、頭をもぎ取ったエイリアンに立ち○○ンを決める枢斬暗屯子の様なキャラクターが登場すれば、世界中の度肝を抜く事になるのは間違い無いのではないでしょうか。
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