先日多少のトラブルを経て遂に北米リリースを果たした(※ ロシアでは11月にリリース済み)ポスタルシリーズ最新作「Postal III」、2006年10月の発表から5年以上の時を経てリリースされた3作目は、お馴染みRunning with ScissorsとロシアのデベロッパAkellaが開発を担当しており、相変わらず下劣なあれやこれやをたっぷりと盛り込んだ最低(最高)なタイトルとして一部好事家の期待を集めていました。
そんな中、イギリスの情報サイトMetroがPostal IIIのレビューを公開、どうしようもない劣悪なタイトルだとして10点満点で“0”を与えたことが判明し話題となっています。
“ボル”ムーブメントの副題(※ 映画版Postalを製作・監督し、今作に出演も果たした世界最低の称号で知られる映画監督ウーヴェ・ボル)が付けられたレビューは、どうやってこき下ろすか思いつくバリエーションを羅列する何らかの大会かと思う程の惨状を呈しており、プレイヤーを不快にする能力に秀でている以外に何ら見るべき箇所は無いと酷評しています。
Metroのレビュワーは前2作を比較的高く評価しているようですが、Postal IIIは幼稚な反復が目立つだけでなく、オープンワールドのアドベンチャーで無くなったことから探索要素が無くなり、ゲーム世界におけるインタラクティブもほとんど存在しないと指摘、ミッション形式となった今作のゲームが“敵を○○人殺してくる”やお使い、エスコート程度しかないと一刀両断。(※ ミッションには盗まれたアル・ゴア元副大統領のセグウェイを取り戻すことや、ボルの救出、レイシストのレストランオーナーを殺害、病気を持った猫を捕らえてくるといった内容が存在します)
この他にもストーリーや各種武器に関する評価など、壮絶な酷評が並んでいますが、低評価の原因となった要素としては主に以下の様な内容が挙げられています。
■ ゲームの欠点
- 貧弱な移動と近接コントロールを備えたほとんどプレイ不可能に近いシューター要素
- 存在しない人工知能
- 無限に続くかの様なローティング
- 頻繁に発生するクラッシュ
- 反復の激しいミッション
- 不快かつ自己満足に満ちながらも平均的に留まった外観
■ スコア:0/10
現在Steamでの販売も理由不明のまま延期され、Direct2Driveでの購入が可能な本作ですが、今後は一応コンソール版のリリースも予定されており、この類を見ない低スコア(参考:IGNは5.5点、GameSpyは1/5)が更なるカルト化を促進させるか、ある種のプレイヤーには逆に好奇心をそそる状況にあるとも言え、今後の動向に注目する必要がありそうです。
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