先日、Junction Pointの来る新作について遂に具体的な情報を語り始めたウォーレン・スペクター氏の発言をご紹介しましたが、このGamesIndustryに掲載されたインタビューではEidosのモントリオールスタジオが開発を手掛けたシリーズ最新作「Deus Ex: Human Revolution」に対するウォーレン・スペクター氏の興味深い見解が記されていました。
かつて2010年のgamescom会場にて、Eidosのブースを氏が訪れ、好意的なレスポンスを受け取ったことが報じられたHuman Revolutionでしたが、今回のインタビューでウォーレン・スペクター氏はHuman Revolutionがオリジナルに存在した清濁合わせ飲んだグレーな要素をしっかりと感じさせたと評し、“Deus Ex”の魂を確かに捕らえたと語りました。
ただ、一方でウォーレン・スペクター氏の奥さんがHuman Revolutionをプレイした際に何度か悲鳴を上げるようなシーンがあった事を挙げ、“なぜこのようなことをしたのか”と感じた要素が存在したと明かし、ただしこれが正否の問題では無く、自身が期待したものと異なっていたと感じたに過ぎないと説明しています。
ゲームのエンディングを迎え、全体として“Deus Ex”的な経験がもたらされたと確認した氏は、これらを踏まえた上でEidosがゲームが描くゴールについてオリジナルとは違ったデザイン決定を下したことを理解したと明かしました。
今後、機会があれば初代“Deus Ex”と“Deus Ex: Human Revolution”の間に流れるゲームシステムの差に注目した論文を発表したいと語った氏は、同じゴールを異なる方法で実現しようとするゲーム哲学を合わせ見るのはとてもクールなことだと発言。そんな意欲をかき立てるDeus Ex: Human Revolutionが本当にクールで楽しい経験だったと、新たに生まれ変わったシリーズの一歩を高く評価しました。
次回作では再びウォーレン・スペクタータイトルの代表作でもあるThiefの新作を手掛けるEidosモントリオールですが、Human Revolutionを踏まえさらに魂の本質を捕らえる新作へと昇華することが出来るか、来るお披露目が今から楽しみなところです。
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