新社長に就任したJason Rubin氏が語った「THQ」注目タイトルの今後や、再生に向けた変革と戦略

2012年6月12日 16:35 by katakori
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「THQ」

深刻な危機的状況が続くTHQの新社長に元Naughty DogのJason Rubin氏が就任したことを5月30日にご紹介しましたが、E3の開催と併せてJason Rubin氏が多くのインタビューに応えており、今後の再生に向けたTHQの新しい戦略や方向性、そしてinSaneやPatrice Desilets氏の新作、サウスパークのRPG化タイトル“South Park: The Stick of Truth”といった注目タイトルや既存のフランチャイズに関する興味深い見解を明らかにしています。

今回は大規模なレイオフやタイトルキャンセルに心配が寄せられるTHQの今後を占う氏の発言をまとめてご紹介します。

THQは“The Elder Scrolls V: Skyrim”や“Red Dead Redemption”的な存在を必要としている

The Vergeのインタビューに登場したJason Rubin氏は400万本を出荷し、レビューでも好評価を得たVolitionの人気シリーズ最新作「Saints Row: The Third」がもっと上手くやれたはずだとの見解を明らかにしました。

Rubin氏はタイトルやチーム自体のクオリティとは別に、チームがやれるもっと別の“何か”があると発言。“紫色の特大ディルド”を特色とするようなゲームの為のエリアがTHQに無いとまでは言わないながらも、こういった子ども向けのユーモアを含むタイトルの開発に改めて注意を払う可能性を示唆し、Saints Row: The Third開発時にはVolitionに与えられていた契約上の自由を自身が改めて変更可能であることを強調。THQが“The Elder Scrolls V: Skyrim”や“Red Dead Redemption”といった名実共に成功を収めるフランチャイズを手に入れるためには抜本的なクリエイティブコントロールやブランド戦略が必要であることを示唆しています。

ギレルモ・デル・トロ監督とタッグを組んだ「inSane」トリロジーはキャンセルされていない

さらにJason Rubin氏は、ギレルモ・デル・トロ監督と提携しVolitionが開発を進めている新作「inSane」の進捗に言及、まだTHQの社長就任から1週間程度しか経っていない状況で、タイトル自体は目にしていないものの、inSane開発に適切な規模の開発チームが割り当てられていると信頼していると発言。

また、氏はタイトルの誕生に深く関わりデル・トロ監督との関係も深いDanny Bilson氏のTHQ退社がinSaneの開発に影響を与えていないと強調し、前回の業績報告に続いてinSaneの開発がキャンセルされていないことをアピールしました。

「Darksiders 3」の登場は実現するか?Jason Rubin氏がVigilの今後に言及

さらに、Jason Rubin氏はVigilが開発を進めているシリーズ続編「Darksiders 2」が非常に興味深いタイトルだと発言。しかし、Darksidersチームは“別の何か”をもっと面白いゲームに仕上げることが出来るだろうとの見解を示し、ここでも抜本的な変化を視野に入れていることが判明しています。

400人規模の開発体制を想定したTHQモントリオールスタジオの雇用状況と今後の強化

Assassin’s Creedシリーズ誕生の立役者であるPatrice Desilets氏を迎え、昨年6月にオープンした新スタジオTHQモントリオールですが、この新スタジオ設立には5年間で400人規模の雇用を前提にしたカナダ政府との各種控除に関する取り決めが交わされており、昨年末から続く深刻な経営危機がスタジオの存続やタイトルに影響を与えているのではとの懸念も生じる状況となっています。

そんな、モントリオールの状況にJason Rubin氏が言及、5年で400人を雇用する計画を満たせていないことを認めていますが、契約上の義務が(例えあらゆる合意を達成できなかったとしても)スタジオの存続やタイトル開発に影響を与えないことを強調。カナダ政府との合意内容を引き続き尊重していくと述べ、別のスタジオからの開発者移動も視野に入れ、今後モントリオールスタジオの充填に取り組むことを明らかにしました。

THQは「UFC」権利の売却以前に未発表のUFCタイトルを開発していた

6月5日にEAへの権利売却が発表されたTHQの「UFC」フランチャイズですが、THQが米証券取引委員会に提出した書類から、フランチャイズ売却前に存在が噂されていた未発表のUFCタイトルを開発していたことが明らかになりました。

これはTHQサンディエゴスタジオの閉鎖に関する報告に記されていたもので、専用設備や長期的なIP保有に関する費用を分離することでおよそ110万ドル近い現金の確保に繋がるかもしれないとのこと。

THQは今後“より安価”なトリプルAタイトルと基本無料プレイタイトルに注目する

また、GamasutraではTHQの経営陣がWedbushのアナリストとしてお馴染みマイケル・パクター氏に今後の方針を語ったとして、“South Park: The Stick of Truth”を始めとするより安価なAAAタイトルの開発と共に、基本無料タイトル市場への参入も視野に入れているとの報告が行われています。

なお、THQによると“South Park: The Stick of Truth”の損益分岐点は200万セールス前後と想定しているとのこと。

THQはこれ以上のレイオフを行わない、“しかし全てが変革に向かって進められる”

様々なタイトルやスタジオの状況について語ったJason Rubin氏は、当面の計画がデベロッパのタイトル開発を急がせる必要が無いよう、彼らをサポートするための資金を確認することだと語っています。

さらに、来年から再来年にかけてTHQがこれまでとは“異なる企業”になると明言、レイオフが続く現状に触れ、これ以上開発チームの削減を続けるつもりはないと語り、今後数週間から数ヶ月をかけて企業の将来を見据えたタイトルの選定と調査を行うと強調しました。

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