今月初めにEat Sleep Playを正式に去り、サンディエゴにて新スタジオの設立とモバイル向けの新作開発を進めることが明らかになった馴染みジャッフェことDavid Jaffe氏ですが、新たにGames Industryのインタビューに登場し今後の具体的な計画に言及。ブラウザベースのF2Pシューターに取り組んでいることが明らかになりました。
ジャッフェは昨今様々な矢面に立たされる局面の多いF2P作品を“憎んでいる”と説明しながら、“しかし、F2Pが持ち合わせている側面が気に入っている”と発言。直ぐにゲームが始められる手軽さや、ゲームへの参加とプレイに対する障壁の低さ、そして座ってから起動までに5分も待たねばならないような面倒が存在しないことを非常に好ましく考えていると説明しています。
さらにジャッフェはいつもの口調で、マイクロトランザクションによってプレイヤーに課される“勝つための支払い”や、それをベースにしたビジネスと一日中垂れ流されるデベロッパからの宣伝文句など、前述した以外のF2P要素が如何に不快なものであるかを強調(※ ジャッフェはこういった手法をまるでモルヒネの雫だと表現)。こういった側面と一線を画すためにF2Pモデルのビジネスに変革をもたらしたいと語りました。
まだ、この革新を実現する具体的なアイデアについては言及されていませんが、既にコンセプトアートの制作や開発チームの組織作りを進めていると明かしたジャッフェは、来るF2Pシューターが真のコアゲーマーに向けた作品であることアピールしています。
なお、ジャッフェはE3開催前日のパーティ会場でティム・シェーファーとKickstarterの成功について語り合ったそうで、Kickstarterの問題点とティムの成功に対する見解を述べつつ、Kickstarterの可能性に興味を持っていることを示唆しました。
いずれにしろ新作が具体的な姿を見せるのは暫く先の話だと言えそうですが、ビデオゲーム産業における重要なデザイナーとして知られるジャッフェが現在の市場と来る変化をどのように捉えているのか、今後改めて注目が集まるところです。
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