今年1月に開催されたCESにて、資金提供を伴うValveとの提携によって登場する初の“Steam Box”として報じられ、先日遂に予約も開始されたXi3社の小型PC「Piston」ですが、昨日Valveが“Piston”に関する声明を発表し、「Valveは昨年Xi3社と試験的な取り組みを行ったが、現在彼らのプロダクトには関与していない」と明かしたことから、“Piston”の出自と正確な現状に注目が集まる状況となっていました。
そんな中、Xi3社のCEO Jason A. Sullivan氏が海外Kotakuの確認に応じ、Valveと“Piston”、“Steam Box”の関係と現状について明らかにしました。
Sullivan氏は「Xi3は、CESに製品を出展した以前にValve Corporationから投資を受けたことが事実だと改めて断言します。そして私達はValveの許可を書面で取り交わしました。」「次に私達はValve向けのプロダクトを作るよう依頼され、CES2013において双方のブースでPistonコンソールを披露しました。」と“Piston”の出自が間違い無くValveとの提携により誕生したものであることを強調。
氏は続けて、「その後、CESにてValveとミーティングを行った際、Gabe Newell氏からXi3とValveの関係に対する新たな情報を示さないようにと個人的に求められました。私達はその要求を尊重し、そうし続けています。」と説明。そして「例として、多くのメディアが示した仮定はPistonが“オフィシャルな”Steam Boxだということでしたが、我々はそれを口にしたことは無く、それはValveも同じです。」と発言し、メディアによって報じ方が異なる曖昧な公式と非公式の問題に再帰し、暗に“Pisto”がやはり“Steam Box”ではないことを示唆しています。
さらにSullivan氏は、Linuxを採用する“Steam Box”に対し、“Piston”がWindowsを採用していることやSteam以外のサービスにもアクセス可能であることを強調し、“Piston”が単なる“Steam Box”を越えるコンソールと捉えることが出来るとの見解を提示。予約販売の予想を超える好調に驚いていることに加え、“Steam Box”との関係性についてはゲイブ次第であるということを改めて強調しました。
という事で、やはり出自は確かにValve発のハードウェアだったことを示した“Piston”ですが、Sullivan氏による“Steam Box”を越えるコンソールとの発言や、Windows及び他サービスの採用からも明らかな通り、“Piston”はもはや“Steam Box”ではないというのが最終的な結論と言って間違いないようです。
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