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ピーター・ムーアの後任としてXboxビジネスを牽引し、先日開催された次世代XboxイベントやE3のMicrosoftプレスカンファレンスでは次世代機“Xbox One”のお披露目役も担ったInteractive Entertainment Businessの社長を務めるDon Mattrick氏が昨晩Microsoftを退社し、Mark Pincus氏の後任としてZyngaの新CEOに就任することが両社の発表から明らかになりました。

Zyngaのプレスリリースによると、Don Mattrick氏は7月8日から新CEOとして同社のビジネスを率いるとのことで、現CEOのMark Pincus氏は新たに取締役会長兼チーフプロダクトオフィサーに就任するとのこと。

2009年の台頭以来、飛ぶ鳥を落とす勢いで成長を続けてきたZyngaですが、2012年にはFacebookビジネスに陰りが差し始め、ビジネスの中核を担ったJohn Schappert氏やMike Verdu氏、そして爆発的な成長を支えたブライアン・レイノルズ氏らが去り、一部スタジオの閉鎖や今年6月に実施された500人規模のレイオフなど、ビジネス的な停滞と再編が続く状況となっており、Don Mattrick氏のZynga入りが現状にどういった影響を及ぼすか、今後の動向に注目が集まるところです。

なお、MicrosoftのCEO Steve Ballmer氏が今回の移籍に関する見解を公式サイトにて発表し、“Donが得た大きな好機に彼の成功を祈っている”とエールを送り、氏が率いたXbox Oneビジネスはホリデーシーズンのローンチに向け問題無く運用されると強調しています。なお、Don Mattrick氏の後任については今のところ明らかにされていません。