昨晩、人間の心を模倣するAIロボット“Mockingbird”との対話を試みる女性技術者と模倣された本人の映像が公開されたFrictional Gamesの新作「SOMA: Partial System Reconstruction」ですが、以前にご紹介した通り、本作の公式サイトにはカウントダウン時から“COGITO ERGOSUM”(※ 我思う、ゆえに我あり)といった言葉や、フィリップ・K・ディックの難解な作品として知られる“ヴァリス”の一文が隠されており、何やら自我を持ったAIに関するプロットを想起させるARG的な展開が続いています。
そんな中、昨晩のトレーラー公開を経て登場した新しいカウントダウンのプログレスバー付近に新しいメッセージが見つかり、これを復元し色調補正したところ、今後の情報に関する何かを示す文字列と暗号が登場しました。
今回発見された暗号は今のところ解読できていませんが、ティザーサイトの更新は今後さらに6回ほど行われると予想されることから、現段階で判明している情報を一旦整理してご紹介します。興味のある方はご自身でも解読にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
■ ティザーサイトから新たに発見された文字列
code: b:0x40
log: RFC 48 80
Refer to source for future information.
発見された文字列には、今後の情報についてソースを参照するよう記されていることから、ティザーサイトのソースコードを確認したところ、コメント文に以下の様な文字列が発見されました。
■ somasystems.orgのソースから発見された文字列
- 63行目:LS0tLS1CRUdJTiBQR1AgTUVTU0FHRS0tLS0tDQpWZXJzaW9uOiBHbnVQRyB2Mi4wLjE5IChNaW5nVzMyKQ0KDQpqQTBFQ1FNQ09aTXA0aVI0VUxXdTBsb0JWTEV0N3pnUXlUSk9OT05OY3luWmhkb08wbHAyRkM2aDgvNTROUkF1DQo0WGZ3L0JXVjV0Q3gxMm1UTzIwSDFUUFNnWEtSSWNpbnVyQnFxbFp4Q1U2RzdyZFRtckhra2gyeFFNdDFjNlFqDQpkWXA5YUhEdzA1cUx3c3c9DQo9YzY2aQ0KLS0tLS1FTkQgUEdQIE1FU1NBR0UtLS0tLQ==
- 70行目:bm90ZTogcGhyYXNlLCBsb3dlcmNhc2U=
筆者はティザーサイトから発見された文字列を、イメージから発見されたcodeを利用し解読することで何らかの文字列が生成されるものと見ていますが、前述した通り現段階では解読に至っていません。
なお、画像から発見された“log: RFC 48 80”は、IETFが発行しているインターネット関連のRFC文書を指していると思われ、4880番はセキリティ技術として広く利用される“OpenPGP”のメッセージフォーマットに関するドキュメントとなっていることから、ソースから発見された文字列を何らかの鍵で復元することによって元のメッセージが復元できるとも考えられます。
また、もう一方の“code: b:0x40”のうち、“0x40”は16進数で“64”の数字を示していることから、Base64形式の2バイトコードを示しているとも考えられ、サイト上に多く描かれている漢字群との関係も気になるところです。
という事、で未だ解読に至っていないSOMAの暗号ですが、余談ながら昨晩の更新時に登場した“天高皇帝远”の文字列は中国のことわざ(参考:Wikipedia)を指しており、僻地で皇帝の威令が果たされていない状況を指す言葉であることが判明しています。
今後登場するであろうティザーサイトの更新と併せ、暗号の解読に進展があった場合には改めてご紹介しますので続報をお待ち下さい。
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