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今年2月、ミニマルなゲームデザインとエモーショナルなエレクトロサウンドを特色とするゲームプレイ映像が公開された新作プラットフォーマー「140」が本日ローンチを迎え、Steamにて3.99ドル（10月24日までのプロモーション価格）で購入可能となりました。

今年のIGFでExcellence in Audio Awardを受賞した“140”は、Playdeadの名作“Limbo”を生んだデザイナーJeppe Carlsen氏が数年にわたって開発を進めていた新作で、語られるべきストーリーが存在しないばかりか、ステージは3レベルのみ、プレイボリュームに至ってはおよそ1時間程度と、ゲームというよりは、むしろ1枚のコンセプトアルバムに近い作品に仕上がっています。

ブロックバスターなAAAタイトルや、リッチなインディー作品がひしめく近年のビデオゲーム産業において、珍しくないないづくしの140ですが、驚く程ソリッドな操作感とシンプルながら高揚感溢れるビジュアルシーケンス、Jakob Schmid氏が手掛けた素晴らしい楽曲は本作に希有な存在感を与えており、海外メディアでも高い評価を獲得する状況となっています。