本日開催されたXbox Oneのローンチカウントダウン番組にて、未公開シーンがちらりと放送されたRemedyファン待望の新作「Quantum Break」ですが、番組への出演こそなかったものの、ローンチイベント会場には本作の開発を率いるお馴染みSam Lake氏が姿を見せ、ノリノリでファンの声援に応える元気な姿を見せていました。
そんな中、Game InformerがSam Lake氏のインタビュー記事を公開し、これまでのRemedyとは大きくアプローチが異なる“Quantum Break”のゲーム性に関する興味深いディテールが明らかになりました。
- Remedyはかつてノワールなストーリーに沈む1人の主人公の心理を深く徹底して描いたが、“Quantum Break”には複数のプレイアブルキャラクターが登場し、これまでとは異なる観点から事態を描く。
- プレイヤーはトレーラーにも姿を見せていたヒーロー“Jack”と“Beth”をコントロールするが、物語の鍵となる“分岐モーメント”中には本作のヴィラン“Paul Serene”を操作することとなる。
- Sam Lake氏によると、Paul Sereneは“異なる時間軸と異なる未来の一部を覗き見る時間能力”を持っており、プレイヤーはそれぞれのActの終わりに用意された“分岐モーメント”でPaul Sereneをプレイする。プレイヤーは、ここで異なる未来の一瞥を調査し、2つの未来へと繋がる提示から1つを選択する。
- Sam Lake氏はこのアプローチについて、映画“ダイ・ハード”を例にあげ、映画の悪役がしばしば主人公の人気を攫い、これを打ち倒すことなど無理だと思わせる類の演出が良いアクション映画の常套手段だと説明。Paul Sereneに対するアプローチが、アクション映画で悪者が計画を立て実行する様子を、ゲームでインタラクティブ且つダイナミックに実現する方法だと語り、Paul Sereneの選択を経て、全Actの終わりにプレイヤー自身がクリフハンガーを作り上げると強調している。
- 本作の大きな特徴として、ゲームプレイと実写ドラマの融合が予てから報じられていたが、Sam Lake氏によると、本作はゲームのセグメントをプレイし、その後実写ドラマのエピソードを視聴することが交互に繰り返されるとのこと。また、Paul Sereneの操作を伴う“分岐モーメント”は、本作の重要な要素であるゲームプレイと実写ドラマの組み合わせに大きな影響を与え、“分岐モーメント”における選択がドラマパートの冒頭シーンを変化させ、プレイヤーはゲームで必要となる重要な出来事を学ぶとのこと。
- ヴィランをプレイヤーに接近させる危険性について語ったSam Lake氏は、Remedyが悪役でさえも深く複雑で、プレイヤーが異なる側面を発見するようなキャラクターとして作り上げたいと考えていると語り、プレイヤーはいずれ彼の行動の理由を理解するだろうと発言。“分岐モーメント”で提示される選択の断片がヒーローと悪役それぞれの観点にポジティブな面とネガティブな面の両方を与えると説明している。
- Sam Lake氏は、時間や異なる未来を扱う複雑なテーマへの取り組みにあたって、Xbox Oneが作家である自分自身に与えた可能性に感銘を受けたと発言。ゲームから実際の俳優が演じるドラマへと突然変化する本作において、Remedyが多くの方法で“不気味の谷”を越えたと感じていると強調した。
- また、次世代コンソールタイトルの開発規模に触れたSam Lake氏は、新技術が肥大化するゲーム開発の事態を簡単にはしないと発言。それはむしろ反対で、より大きなチームとハードウェアの全てを必要とし、チームとコーダーが取り組んでいるチャレンジは本当に複雑だと説明している。
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