今年も残すところ僅か数日となり、海外大手メディアのアワードが続々と発表される状況となっていますが、新たにPCゲームを専門に扱うお馴染みRock, Paper, Shotgunが今年のGOTYを発表し、Jake Elliott氏が開発を手掛けた新作アドベンチャー「Kentucky Route Zero」が見事今年のナンバー1タイトルに選ばれたことが明らかになりました。
去年は“Far Cry 3”、2011年には“The Elder Scrolls V: Skyrim”をナンバー1タイトルに選出したRPSですが、今年はノミネートに選出した24タイトルのうち、18作品がインディースタジオの作品となっており、“Papers, Please”や“The Stanley Parable”、“Proteus”、“Brothers: A Tale of Two Sons”といった今年の傑作に顕著なインディーゲームの台頭が著しい異様な1年だったとふり返っています。
そんなラインアップの中で、見事ナンバー1タイトルに選ばれた“Kentucky Route Zero”は、IGF 2011のNuovo awardファイナリストとなった“A House in California”や、以前に当サイトでもご紹介した素敵なアドベンチャー“Balloon Disapora”を生んだアーティストJake Elliott氏がTamas Kemenczy氏と共に開発を手掛けたエピソード形式のポイント・アンド・クリック型アドベンチャーで、現在Act1とAct2が発売され、残る3エピソードのリリースが待たれる状況となっています。
アンティークショップの女主人に雇われた配達人Conwayを主人公に、彼とペットの犬が共に荷物を届ける旅を描く“Kentucky Route Zero”は、Conwayが旅の先々で出会う不思議な人々と道程を、日常とアメリカン・ゴシック的な所謂ビデオゲームの類ではない呪いや魔術を背景に置く非日常を巧妙に織り込んだ幻想的リアリズム手法で描く幽玄な作品で、不穏な夢と現実が美しいビジュアルの中に溶け合う忘れがたいストーリーテリングが各所で高い評価を獲得していました。
テキスト主体のアドベンチャー作品であることから、英語の理解を含め、やや敷居が高い“Kentucky Route Zero”ですが、現在ホリデーセール中のSteamではAct5までをセットにしたシーズンパスが18.74ドルで購入可能となっていますので、気になる方はプレイを検討してみてはいかがでしょうか。
■ Rock, Paper, Shotgunが今年のベストに挙げた候補作24タイトル
- Don’t Starve
- Hexcells
- Desktop Dungeons
- Papers, Please
- Card Hunter
- Brothers: A Tale Of Two Sons
- The Swapper
- Assassin’s Creed IV: Black Flag
- Amnesia: A Machine For Pigs
- Dishonored DLC
- Eurotruck Simulator
- Rogue Legacy
- XCOM: Enemy Within
- Call Of Juarez: Gunslinger
- Proteus
- Monaco
- Spelunky
- Knock, Knock
- Europa Universalis
- The Stanley Parable
- Saints Row IV
- Teleglitch
- Gone Home
- Kentucky Route Zero
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