先日、3月末に開催されるEGX Rezzedイベントへのプレイアブル出展が決定したThe Creative Assemblyの新作「Alien: Isolation」ですが、昨晩Developがロンドンで本作のクローズドなハンズオフデモの上映を行い、幾つかの興味深い新情報が明らかになりました。
これは、イベントを主催したDevelopやThe Creative AssemblyのTwitter発言から浮上したもので、ロンドンのDolby本社で上映されたデモ映像と質疑応答から以下のようなディテールが判明しています。
- 先日、本作の開発チームが20世紀フォックス内部に所蔵されている門外不出の初代“エイリアン”に関するアーカイブにアクセスし、ギーガーやロン・コブのアートワークやデレク・バンリントの撮影手法に絡む情報などを入手しているとご紹介したが、The Creative Assemblyの報告によると、フォックスから得た研究用の写真や映像アセットを含む資料のデータサイズはなんと3TBにも及ぶとのこと。The Creative Assemblyは書き間違いではないと強調している。(※ 参考)
- 今回クローズド上映された映像は70年代のテイストを再現するために、最初のデジタル映像素材を一旦VHSに録画し、さらにそこからデジタイズ作業を行ったフッテージだったとのこと。(※ 参考)
- デモ上映後の質疑応答に登壇したリードデザイナーGary Napper氏は、本作のゲームプレイにおいて音から得られる情報が重要だと説明。エイリアンの登場をBGMで知らせるようなことはしたくないと発言している。(※ 参考)
- また、Developはエイリアンの叫び声が耳をつんざくようなぞっとする仕上がりで、重い足音や鳴り響くアラーム、荒い息づかいといったオーディオがゲームを非常に印象深く重苦しい雰囲気で満たしていると説明。なお、上映にはDolby Atmosが用いられた。(※ 参考1、参考2、参考3)
- Napper氏によると、本作ではプレイヤーに危険を知らせるHUDや通常のアラートサウンドといった所謂ゲーム的な機能は用意されておらず、脅威の認識はエイリアン自身が発するサウンドやモーションに基づくとのこと。(※ 参考)
- Napper氏はエイリアンの古典的な特質の多くがスクリーンではなく、オーディエンス側から発生したものだと発言し、オリジナルの映画“エイリアン”にエイリアン(ゼノモーフ)が登場しているのは僅か3分程度だと説明している。(※ 参考1、参考2)
- The Creative AssemblyのJon McKellan氏は本作のUIがどうローファイな雰囲気に適合するかが重要だと述べ、アマンダが使用するモーショントラッカーが魔法のような性能の優れたHUD要素ではないことを強調している。(※ 参考)
- 一方、デザインリードのClive Lindop氏はオリジナルのAlien世界に最新鋭の武器は存在せず、ローファイな技術はプレイヤーを救いはしないだろうと説明している。(※ 参考)
- さらにLindop氏は近年のサバイバルホラーが本質的にアクションゲームへと変容しつつあると述べ、The Creative Assemblyはジャンルのルーツに立ち帰っていると強調した。(※ 参考)
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