先日、「Diablo III」初の拡張パック“Reaper of Souls”に併せて配信されるパッチ2.0.1の新たなソーシャル要素“Clan”と“Community”に関する概要をご紹介しましたが、新たに公式Blogが更新され、同じく新パッチに導入される新たなParagonシステム“Paragon 2.0”の最新情報がアナウンスされました。
レベルキャップの廃止やアカウント全体でのポイント共有など、これまでに報じられた変更とほぼ同等の内容ですが、PTRでのテストを経て、一部変更されている要素も含まれますので、プレイ中の方は一度改めて新システムの概要をチェックしておいてはいかがでしょうか。
Paragon 2.0の変更点
1.0.4パッチにて最初に導入されたParagonシステムは、通常のレベルキャップ(60)に達したキャラクターの獲得経験値にボーナスを提供し、エンドゲームに追加のプログレッションを提供することを目的としており、強力なアーティファクトを発見し、地獄の悪魔にそれらを振るうDiablo III独自のアイテムに基づくプログレッションを補足するために作成された。
その一方で、Paragonの最大レベル100に達したプレイヤーには悪魔を葬ることに対する報酬が感じられない状況となっていたが、パッチ2.0.1では、ヒーローに対するより多くのコントロールを与え、ビルドオプションに多用性をもたらすために、以前より多くのキャラクターカスタイズを提供する3種の大きな変更をParagonシステムに加えている。
■ レベルキャップの廃止
- Paragon 2.0では、これまで100だったParagonレベルの上限が廃止される。これにより、プレイヤーは一旦最大レベルに達すれば、その後常にParagon経験値を取得することが可能。
■ Paragonレベルのシェア
- Paragonレベルがゲームモード(※ ノーマルとハードコア)毎にアカウント全体で共有される。
- 同一アカウント上のノーマルヒーロー達がParagonレベルを共有し、同様にアカウント上のハードコアヒーロー達もParagonレベルを共有する。
- Paragon経験値を取得可能なのは最大レベルに達したヒーローのみだが、Pragonポイント(後述)は全レベルのヒーローが使用可能となっている。
■ Pragonポイントについて
- Pragonレベルの獲得によるヒーローへの報酬が完全に刷新され、これまでMagic FindとGold Find、クラスStatボーナスが付与されたParagonレベルの報償が、任意に消費可能なParagonポイントに置き換えられた。
- Paragon 2.0のParagonポイントは、4つに分類されたカテゴリ(CoreとOffense、Defense、Utility)に消費される。
- Paragonレベル1はCoreカテゴリ、Paragonレベル2はOffenseカテゴリ、Paragonレベル3はDefenseカテゴリ、Paragonレベル4はUtilityカテゴリにポイントを消費可能で、以降のプログレッションはこのパターンで推移する。
- 各カテゴリには4種の異なるアトリビュートが用意され、任意のアトリビュートにParagonポイントを消費する事でヒーローに特定のボーナスが付与される。
- Coreカテゴリのボーナスは、クラスの主要Stat、Vitality、移動スピード、クラス固有のリソース増から選択可能。
- Offenseカテゴリのボーナスは、攻撃速度、クールダウンの短縮、クリティカルヒットチャンス、クリティカルヒットダメージから選択可能。
- Defenseカテゴリのボーナスは、ライフ(%上昇)、アーマー(%上昇)、全レジスト、ライフリジェネから選択可能。
- Utilityカテゴリのボーナスは、エリアダメージ、リソースコスト減、Life on Hit(攻撃ヒット時のライフ吸収)、Gold Findから選択可能。
- CoreカテゴリのCore Stat(StrとInt、Dex、Vit)以外のアトリビュートには消費可能なポイントに上限が設けられている。Paragonレベルが800に達した時点でOffensiveとDefensive、Utilityが上限に達し、その後は前述したCore Statにポイントが費やされる。
■ その他
- Paragonシステムはアカウントワイドに変更され、新規に作成されたキャラクターを含め全てのヒーローがボーナスを得ることが出来るが、Pragonポイントはそれぞれのヒーローに対して別々に消費される。例:ノーマルモードのParagonレベルが100に達している場合、プレイヤーはノーマルヒーロー達に計100ポイントを消費可能。
- Paragonポイントはいつでも追加費用無しでリセット可能。Respecは、アカウントレベルではなく、ヒーロー単位で行われる。1人のヒーローをRespecする場合、他のヒーローの消費済みポイントはリセットされない。
新システムへの以降について
- パッチ2.0.1の配信に併せて、Paragon 2.0が有効となり、旧システム時にヒーロー達が獲得したParagonを合計した経験値がシームレスに新システムへと以降される。なお移行はノーマルとハードコア別に行われる。
- プレイヤーは、ヒーローのキャラクターシートに用意された“Paragon”ボタンからParagon用UIにアクセス可能。
- 旧システム上で獲得したParagonレベルは、新しいParagon 2.0レベルに1対1比で移行されず、取得したPragon経験値の合計に基づいて算出される。
- Paragonの経験カーブもパッチ2.0.1の導入によって変化しているが、Paragon2.0移行時における共有Paragonレベルは、プレイヤーのアカウントで最も高いParagonレベルのヒーローと少なくとも同程度の値となる。
- レベル60を超えて死亡したハードコアモードのヒーロー達が取得したParagon経験値は、新たなParagon 2.0経験値の累計に加算される。
- パッチ2.0.1が配信され、Paragon 2.0が導入された後にReaper of Soulsを導入しない場合、レベル60からParagon経験値の取得が開始される。
- 一方、Reaper of Soulsを導入した場合は、レベルキャップが70に変更されることから、Paragon経験値の取得は一旦停止され、レベル70へと到達した後にParagon経験値の取得が再開される。
- Paragon 2.0の導入以降、Paragon経験値はアカウント単位で格納されることから、キャラクターの死亡や削除によりParagon経験値が失われることはない。
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