先日、People Can Fly時代にTHQがキャンセルしたアドベンチャータイトル“Come Midnight”の興味深い概要やキャンセルに至った酷い経緯をご紹介しましたが、この“Come Midnight”に用意されたアイデアや設定の一部はかつてPCFを率いたAdrian Chmielarz氏をはじめとする3人の主要開発者が設立した新スタジオ“The Astronauts”の新作アドベンチャー「The Vanishing of Ethan Carter」に受け継がれており、小規模なインディー作品とは到底思えないクオリティの新作に改めて大きな注目が集まる状況となっています。
そんな中、EurogamerがAdrian Chmielarz氏が“Come Midnight”について語ったインタビューに続いて“The Vanishing of Ethan Carter”のリリーススケジュールやコンソール展開の可能性に言及したインタビューを新たに公開し、本作の発売が9月頃を予定していることが明らかになりました。
今回のインタビューは前回と同じくポーランドのクラクフで開催されたDigital Dragonsカンファレンスにて行われたもので、Adrian Chmielarz氏は最悪の可能性を考慮に入れた発売日として、夏の中頃を予定していると説明。Eurogamerはこれが約4ヶ月後だとChmielarz氏が語ったと報告しています。
また、Chmielarz氏はPS3とXbox 360の開発キットを得るために何千ユーロも必要とした数年前に比べて、Microsoftも軟化を示した現在は大きく状況が変化したと語り、既にSonyとMicrosoftの両方と良い関係にあると説明。今のところThe Astronautsはいずれの開発キットも受け取っていないものの、今後PC版の開発を終えた後に改めて具体的な提携に及ぶ可能性が残されていると示唆しました。
“The Vanishing of Ethan Carter”は、死者が最後に見た光景を見る超自然的な能力(※ Come Midnightもこの能力を扱った作品だった)を持つ探偵Paul Prosperoを主人公に、Ethan Carterという名の少年が連れ去られた誘拐事件を調査するアドベンチャータイトルで、舞台となるRed Creek Valleyの土俗的なミステリーや残忍な殺人事件が絡む大人向けのサイコスリラーとなっています。また、本作のレベルデザインには3Dスキャン技術を利用したイメージベースのモデリング技術が投入されており、類を見ないフォトリアルなロケーションのクオリティにも大きな注目が集まっています。
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