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かつて“Star Wars: Knights of the Old Republic”の開発をリードし、その後“Mass Effect”トリロジーを生んだBioWareの中心人物として知られるCasey Hudson氏がBioWareを退社したことが明らかになりました。

これは、BioWareのGMを務めるAaryn Flynn氏が公式サイトで報告したもので、BioWareを離れることで生活を1度リセットし、必要な休息を取った上で人生の次のフェーズにおいて自身が本当に望む何かを見つめたいと語るCasey Hudson氏のメッセージが記されています。

これまでのキャリアで最も困難な選択を行ったと語るCasey Hudson氏は、Edmontonチームが手掛ける新IPの基盤が完全な状態にあると述べ、インタラクティブなエンターテインメントを再定義する新作のプリプロに進む準備が十分に出来上がっていると説明。さらに、次期“Mass Effect”開発も順調に進んでおり、目を見張るようなアセットと既にプレイアブルなビルドは、来る新作が最良のMass Effectであることを証明しているとアピール。また、“Dragon Age: Inquisition”についても、これまでに見た最も美しいタイトルの1つだと語り、チームが真に野心的な作品を作り上げていると強調しました。

また、Casey Hudson氏はこういったBioWareのプロジェクトが世界で最も刺激的な取り組みの1つであり、自身の家族よりも長い時間を過ごし毎日を共に楽しんだBioWareチームの才能が何にも劣らないと多くの仲間にエールを送り、ファンとBioWareに対する大きな感謝を伝えています。

16年に渡って勤め上げたBioWareを去ることとなったCasey Hudson氏ですが、Mass Effectトリロジーの開発を終えて取り組んでいた新IPがどんな形で姿を現すのか、才能溢れるCasey Hudson氏の今後に加え、Ray Muzyka氏とGreg Zeschuk氏、そしてCasey Hudson氏をも失うこととなった新生BioWareの動向にも改めて大きな注目が集まるところです。