先日、スタジオ設立から10年の活躍を支えたDan Connors氏がCEOを辞し、LucasArts時代からConnors氏と共に“Sam & Max”シリーズの開発を手掛けていたベテランKevin Bruner氏が新CEOに就任したお馴染み「Telltale Games」ですが、新たにKevin Bruner氏がGamesIndustryのインタビューに応じ、CEO就任に関する内情や既存作品の動向に加え、先日その存在が示唆されたオリジナルIPに関する興味深い見解と取り組みを明らかにしました。
- 先日アナウンスされたKevin Bruner氏のCEO就任は、スタジオ内部に大きな変化を伴うドラマチックなものではなく、Dan Connors氏とKevin Bruner氏が共にスタジオを運営してきた10年の節目に併せて交代した計画的なもので、これから10年後に再び役割が変わる予定とのこと。
- 新IPについて具体的な内容は話せないと前置きしたKevin Bruner氏は、スタジオのこれまでがパワフルでインタラクティブな物語を描くための道具として(スタジオ自身が)夢見た“価値あるストーリーや価値あるセッティング、価値ある人々といった全て”を内包するストーリーテリングツールの実験に取り組んできた10年だったと振り返り、満を持して登場する初のオリジナルIP開発が愛を注ぎながらバラを丁寧に育てるような有機的な取り組みだと説明。オリジナルIPがスタジオ史上最も野心的な作品であり、その準備が整ったように感じていると述べ、詳細は明かせないが、来るオリジナルIPがTelltaleにとって完全な作品だとアピールしている。
- インタラクティブなストーリーテリングと技術の関係について語ったKevin Bruner氏は、ゲーミングと組み合わせるインタラクティブが、作家にとっての新しいツールであり、Telltaleの取り組みが所謂ゲーム開発ではなく、作家的な観点からのアプローチに近いと説明。このストーリーテリングに対する技術が、かつて映画にもたらされたカラーフィルムや、ケーブルが変革した放送の構造といった要素に近いもので、インタラクティブ性とゲーミングがストーリーテリングに対する新しいメディアだと捉える見解を提示している。
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