先日、E3への参加を報告し、何らか発表が控えていることを予告していたMarty O’Donnell氏ですが、新たに氏がかつての仲間であるBungieのベテランデザイナーJaime Griesemer氏や昨年7月に閉鎖されたAirtight Gamesの共同設立者Jared Noftle氏らと共に新スタジオ「Highwire Games」を設立したことが判明。“Destiny”や“Halo”シリーズの素晴らしい楽曲を生んだ名コンポーザーが遂にゲーム開発の現場へと本格的な復帰を果たすことが明らかになりました。
これは、Marty O’Donnell氏が示唆的な予告を行ったことから各所で確認作業が進められ、その後氏がE3会場でIGNのインタビューに応じたことから事実だと判明したもので、新スタジオはシアトルに設立され、Marty O’Donnell氏はスタジオのオーナーとオーディオディレクターを務めることが判明しています。
既に“Highwire Games”の公式サイトもオープンしており、前述した通り、“Myth”時代からBungieのデザイナーとして“Halo”シリーズや“Destiny”のデザインを率いたJaime Griesemer氏に加え、Airtightで多数の作品を手掛けたJared Noftle氏が共同設立者兼テクニカルディレクターとしてスタジオの中核を担い、ベテラン3人が持つ専門知識を新しい経験やオーディエンスにもたらすことを目標とするスタジオのコンセプトと、“老犬の新たな策略”と記した印象的なタグラインが掲げられています。
今のところスタジオの詳細やプロジェクトに関する具体的なディテールは不明ですが、IGNのインタビューに応じたMarty O’Donnell氏は、突然の解雇と裁判沙汰から1年が経過した今、ビデオゲーム開発の現場への復帰を心から喜んでいると語り、AAA級のブラッシュアップとノウハウを深く知るベテラン3人による取り組みに強い意欲を示しています。
また、Marty O’Donnell氏は自身のモチベーションが単なる作曲だけではなく、オーディオディレクターとしてゲーム開発のクリエイティブな決定に関与することにあると語っており、トップレベルの決定を下すことは予てから楽しんで向かい合う取り組みの1つだったと説明しました。
満を持して本格的な復帰を果たすMarty O’Donnell氏ですが、ビデオゲーム分野の世界的なコンポーザーとして活躍し、ポール・マッカートニーと楽曲を手掛けるにまで至った氏が小規模なスタジオでどんな再スタートを切るのか、今後の動向に大きな注目が集まるところです。
余談ながら、Marty O’Donnell氏は昨年4月15日に20年以上務めた“Bungie”を(氏の言によると)予告なく解雇されたことから、その後未払いの給与や謝罪、損害賠償を求めBungieのHarold Ryan社長を提訴し、その後の裁判を経てBungieが95,000ドルを越える未払い給与の支払いに応じたほか、Bungieに対して共同設立者の1人であるO’Donnell氏に発起人株(33万6,375株の優先株と4万8,000株の普通株)を返すよう返還命令が下される状況となっていました。
Ok everyone. Start following @highwire_games NOW!!
— Marty O'Donnell (@MartyTheElder) 2015, 6月 16
.@Shacknasty and I just met @MartyTheElder who chatted with us about his new company. Good luck! pic.twitter.com/olDc5haDCO
— Duardo (@Duard0) 2015, 6月 16
By the way, I'll be at E3 again this year. This time with some news perhaps.
— Marty O'Donnell (@MartyTheElder) 2015, 6月 2
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かたこり( Twitter ):洋ゲー大好きなおっさん。最新FPSから古典RPGまでそつなくこなします。
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